9月10日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
命の尊さを考え、支え合う社会を目指す国際デー: 世界自殺予防デー
世界保健機関(WHO)が制定。国際デーの一つ。自殺に対する注意・関心を喚起し、自殺防止のための行動を促進することを目的としている。
Q: なぜ「世界自殺予防デー」が制定されたのですか?
A: 自殺が世界的な公衆衛生上の重大な課題であるとの認識から、世界保健機関(WHO)が国際自殺予防学会(IASP)と共同で2003年に制定しました。自殺は予防可能な社会的な問題であるという認識を広め、国や地域、個人レベルでの対策を促進することを目的としています。
Q: この日にはどのようなことが行われますか?
A: 世界各地で、自殺予防に関するシンポジウムや講演会、啓発キャンペーン、ライトアップイベントなどが実施されます。日本では、この日を含む一週間(9月10日~16日)を「自殺予防週間」として、相談窓口の周知やメンタルヘルスに関する情報提供などが行われます。
Q: 悩んでいる人がいたら、どのように接すればよいでしょうか?
A: まずは相手の話を否定せずにじっくりと聴き、共感的な態度で寄り添うことが大切です。「ゲートキーパー(命の門番)」として、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聴き、必要な支援(専門機関への相談など)につなげ、見守る役割が期待されています。一人で抱え込まず、相談窓口や専門家を頼ることも重要です。
私たちの暮らしを支えるインフラに感謝する日: 下水道の日
1961年(昭和36年)に建設省(現:国土交通省)が「全国下水道促進デー」として制定。
Q: なぜ9月10日が「下水道の日」なのですか?
A: 下水道の大きな役割の一つである「雨水の排除」と、台風シーズンである二百二十日(立春から220日目、9月10日頃)とを結びつけ、下水道の重要性を国民にアピールするために、建設省(現在の国土交通省)などによって1961年に「全国下水道促進デー」として定められました。(2001年に「下水道の日」に名称変更)
Q: 下水道にはどのような役割がありますか?
A: 家庭や工場から出る汚水を処理場まで運び、きれいな水にして川や海に戻すことで、生活環境を衛生的に保ち、公共用水域の水質を保全する役割があります。また、市街地に降った雨水を速やかに排除し、浸水被害を防ぐ役割も担っています。
Q: 下水道を使う上で私たちが気をつけることは何ですか?
A: 油や生ゴミ、ティッシュペーパー、水に溶けないものなどを流さないようにすることが大切です。これらは下水管の詰まりや処理場の機能低下の原因となります。また、雨水ますにゴミや落ち葉を捨てないことも重要です。
テレビに色が!映像文化の新たな幕開け: カラーテレビ放送記念日
1960年(昭和35年)のこの日、NHK・日本テレビ・ラジオ東京テレビ(現:TBS)・読売テレビ・朝日放送の5局がカラーテレビの本放送を開始した。カラーテレビの放送を開始したのはアメリカに次いで世界で2番目となる。
Q: なぜこの日が「カラーテレビ放送記念日」なのですか?
A: 1960年(昭和35年)9月10日に、日本の主要なテレビ局5社(NHK、日本テレビ、ラジオ東京テレビ(現:TBSテレビ)、読売テレビ、朝日放送)が、一斉にカラーテレビの本放送を開始した歴史的な日であるためです。
Q: カラー放送開始当初、人々の反応はどうでしたか?
A: 当時のカラーテレビ受像機は非常に高価(白黒テレビの数倍)で、一般家庭への普及には時間がかかりました。しかし、色鮮やかな映像は人々に大きな驚きと感動を与え、特に1964年の東京オリンピックを契機に、カラーテレビの普及が急速に進みました。
Q: カラーテレビの登場は社会にどのような影響を与えましたか?
A: 映像表現が格段に豊かになり、ファッションや料理、旅行番組など、色情報が重要なコンテンツの魅力が増しました。また、広告表現もより多彩になり、消費文化にも影響を与えました。テレビが「お茶の間の王様」としての地位を確立する上で、カラー化は大きな役割を果たしました。
街の景観と情報伝達を考える日: 屋外広告の日
1974年(昭和49年)に全日本屋外広告業団体連合会が制定。1973年(昭和48年)のこの日、屋外広告業が明確に定義づけられ、屋外広告業者の届出制度が創立された。
Q: なぜこの日が「屋外広告の日」なのですか?
A: 1973年(昭和48年)の屋外広告物法改正に伴う施行令公布日(9月10日)を記念し、翌1974年に業界団体である全日本屋外広告業団体連合会が制定しました。この法改正により、屋外広告業の定義が明確化され、業者登録制度が導入されるなど、業界の健全な発展と社会的信頼性の向上に向けた基盤が整えられました。
Q: 屋外広告にはどのような種類がありますか?
A: 建物の壁面や屋上に設置される看板、広告塔、ネオンサイン、電光掲示板、バスや電車などの交通広告、ポスター、のぼり旗、アドバルーンなど、屋外の公共空間に設置される広告全般を指します。
Q: 屋外広告の役割と課題は何ですか?
A: 店舗の場所を示したり、商品やサービスを告知したりする重要な情報伝達手段であると同時に、街の景観を構成する要素でもあります。そのため、効果的な情報発信と、良好な景観や安全性の確保とのバランスが課題となります。各国・各自治体では、屋外広告物に関する条例が定められています。
仙台名物、独特の食感を楽しむ語呂合わせの日: 牛たんの日
「仙台牛たん振興会」が2006年(平成18年)に制定。日付は「ぎゅう(9)たん(ten=10)」(牛たん)と読む語呂合わせから。
Q: なぜ9月10日が「牛たんの日」なのですか?
A: 「ぎゅう(9)たん(Ten=10)」と読む語呂合わせから、仙台の牛たん専門店などで組織される「仙台牛たん振興会」が2006年に制定しました。
Q: なぜ仙台で牛たん焼きが名物になったのですか?
A: 戦後、仙台で焼き鳥店を営んでいた初代店主が、当時あまり食用とされていなかった牛たんを有効活用しようと考え、試行錯誤の末に塩味で焼いて提供するスタイルを確立したのが始まりと言われています。その独特の食感と旨味が評判を呼び、仙台を代表する名物料理となりました。
Q: 牛たん焼きの美味しい食べ方は?
A: 炭火で香ばしく焼き上げられた牛たんを、麦飯、テールスープ、そして唐辛子の味噌漬け(南蛮味噌漬け)や白菜漬けなどと一緒に食べるのが仙台牛たん定食の定番スタイルです。牛たんの厚さや味付け(塩、味噌、タレなど)は店によって異なります。
日本の伝統武道、精神修養の道を歩む日: 弓道の日
「有限会社猪飼弓具店」代表取締役の猪飼英樹氏が制定。日付は「きゅう(9)どう(10)」(弓道)と読む語呂合わせから。

Q: なぜ9月10日が「弓道の日」なのですか?
A: 「きゅう(9)どう(10)」と読む語呂合わせから、弓具の製造・販売を行う有限会社猪飼弓具店の代表取締役である猪飼英樹氏が制定しました。
Q: 弓道とはどのような武道ですか?
A: 和弓(日本の弓)を用いて矢を射て、的に中てる(あてる)一連の所作を通じて、心身の鍛錬を目指す日本の伝統的な武道です。単に的に中てることだけでなく、射法八節(しゃほうはっせつ)と呼ばれる一連の基本動作の正確さや、精神的な集中力、礼儀作法などが重視されます。
Q: 弓道の魅力は何ですか?
A: 静寂の中で自己と向き合い、精神を集中させて的に向かうプロセスそのものに魅力があります。年齢や性別に関わらず、生涯を通じて続けることができる武道であり、正しい姿勢や呼吸法を身につけることで、健康増進や精神安定にもつながると言われています。
夢のマシンが悪を討つ!人気海外ドラマ記念日: ナイトライダーの日
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社が制定。日付は「ナイトライダー」の「ナ(9)イト(10)」と読む語呂合わせから。「ナイトライダー」は、1980年代に世界的に大ヒットした海外ドラマ。
Q: なぜ9月10日が「ナイトライダーの日」なのですか?
A: 作品タイトル『ナイトライダー』を「ナ(9)イト(10)」と読む語呂合わせから、同作品のDVDなどを販売するNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社が制定しました。
Q: 『ナイトライダー』はどのようなドラマですか?
A: 1982年からアメリカで放送されたテレビドラマシリーズです。元敏腕刑事の主人公マイケル・ナイトが、人間の言葉を話し、様々な特殊装備を持つドリームカー「ナイト2000」(キット:K.I.T.T.)と共に、法では裁けない悪と戦う痛快アクションドラマです。日本でもテレビ放送され、大人気となりました。
Q: ナイト2000(キット)の魅力は何ですか?
A: 人工知能(A.I.)を搭載し、マイケルとユーモラスな会話を繰り広げる相棒としての魅力に加え、防弾・耐火ボディ、ターボブーストによるジャンプ機能、様々なセンサーや分析機能、自動運転など、当時の最先端技術(あるいは未来技術)を思わせる数々の特殊機能が、視聴者をワクワクさせました。フロントのスキャナーライトも象徴的です。
車のメンテナンスを促す語呂合わせの日: 車点検の日
「ク(9)ルマテン(10)ケン」と読む語呂合わせから、自動車の定期的な点検整備の重要性を呼びかける日として、この日を「車点検の日」とする動きがあります。
Q: なぜ9月10日が「車点検の日」なのですか?
A: 「ク(9)ルマテン(10)ケン」と読む語呂合わせに由来します。特定の団体が制定したものではないようですが、自動車の安全な運行のために日常的な点検や定期的な整備が重要であることを啓発する日とされています。
Q: 車の日常点検では何をチェックすればよいですか?
A: 運転前に確認すべき基本的な項目として、タイヤの空気圧や溝の深さ、亀裂の有無、エンジンオイルや冷却水の量、ブレーキ液の量、ライト類(ヘッドライト、ブレーキランプ、ウィンカーなど)の点灯確認、ワイパーの動作確認などがあります。これらはドライバー自身が行うべき点検とされています。
Q: 定期点検(法定点検)とは何ですか?
A: 法律で定められた期間ごと(自家用乗用車の場合は12ヶ月点検、24ヶ月点検など)に、国が指定する項目について、専門的な知識や技術を持つ整備士が点検を行うものです。車の故障を未然に防ぎ、安全性を確保するために義務付けられています。車検とは別に実施される点検です。