7月9日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
日本の遊園地のスリルの始まり: ジェットコースターの日
1955年(昭和30年)のこの日、日本初の本格的な「ジェットコースター」が設置された「後楽園ゆうえんち」(現:東京ドームシティアトラクションズ)が開園した。
Q: 日本初のジェットコースターはどのようなものでしたか?
A: 後楽園ゆうえんちに設置されたこのジェットコースターは、アメリカのコースターを参考に設計され、木製ではなく鋼鉄製のレールを採用した本格的なものでした。全長約1500メートル、最高時速約55キロメートルで、谷底へ急降下するスリルが売りでした。当時の名称は単に「ジェットコースター」で、これが日本におけるこの種のアトラクションの代名詞となりました。
Q: なぜ「ジェットコースター」と呼ばれるようになったのですか?
A: 当時、最先端技術の象徴であった「ジェット機」のスピード感や力強さにあやかって名付けられました。実際のジェットエンジンで動くわけではありませんが、そのスピードとスリルを表現するのにふさわしい名前として採用され、広く定着しました。
Q: 後楽園ゆうえんちの開園はどのような意味がありましたか?
A: 戦後の復興期において、人々に新しい娯楽を提供する大規模な都市型遊園地の先駆けとなりました。特にジェットコースターは、それまでの日本の遊園地にはなかったスリル満点の大型アトラクションであり、大きな話題を集め、日本の遊園地文化の発展に大きな影響を与えました。
感情を開放する日?: 泣く日
日付は「な(7)く(9)」(泣く)と読む語呂合わせから。

Q: この記念日は誰が制定したのですか?
A: 特定の団体や企業が制定したというよりは、語呂合わせから自然発生的に広まった記念日と考えられます。「泣く」という行為に注目し、その意味や効果について考える日として、一部の人々やメディアで取り上げられることがあります。
Q: 泣くことにはどのような効果があると言われていますか?
A: 涙を流すことには、ストレス解消やリラックス効果があると言われています。悲しい時や感動した時に流す「情動の涙」には、ストレスホルモン(コルチゾールなど)を体外に排出する働きや、副交感神経を優位にして心身をリラックスさせる効果があるとされています。感情を溜め込まずに涙を流すことは、心の健康を保つ上で役立つと考えられています。
Q: この日におすすめの「泣ける」ものはありますか?
A: 感動的な映画やドラマ、小説、音楽などに触れて、思い切り涙を流してみるのも良いかもしれません。また、自分の感情と向き合い、悲しかったことやつらかったことを思い出して涙することも、心のデトックスになる場合があります。ただし、無理に泣く必要はありません。
腸内環境と健康を考える語呂合わせ: おなかキレイの日
THE LOVESTORY STUDIO株式会社が制定。日付は7月9日を0709として07を「おなか(07)」、09を「キ(9)レイ(0)」と読む語呂合わせから。

Q: お腹をキレイにする(腸内環境を整える)となぜ良いのですか?
A: 腸内には多種多様な細菌(腸内フローラ)が生息しており、そのバランスが健康状態に大きく影響します。善玉菌が優位な状態(腸内環境が整った状態)だと、便通が改善されるだけでなく、栄養の吸収が良くなったり、免疫力が向上したり、肌の調子が整ったり、さらには精神的な安定にも繋がると言われています。
Q: 腸内環境を整えるためにはどうすればよいですか?
A: バランスの取れた食事が基本です。善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌など)を含む発酵食品(ヨーグルト、納豆、味噌など)や、善玉菌のエサとなる食物繊維(野菜、果物、海藻、きのこなど)やオリゴ糖を積極的に摂ることが大切です。また、適度な運動、十分な睡眠、ストレスを溜めない生活習慣も腸内環境に良い影響を与えます。
Q: THE LOVESTORY STUDIO株式会社はどのような会社ですか?
A: 記念日の制定情報以外に、この会社の具体的な事業内容に関する情報は少ないようです。語呂合わせを通じて、腸内環境や健康への意識を高めることを目的として記念日を制定したと考えられます。
夏のファッションを楽しむ日: グラフィックTシャツの日
株式会社グラニフ(graniph)が制定。日付は、平均気温が高くTシャツ1枚で過ごせる夏日が多い7月、また、グラフィック(graphic)の「g」の形が数字の9に似ていることから7月9日としたもの。

Q: 株式会社グラニフはどのような会社ですか?
A: Tシャツを中心に、様々なグラフィックアイテム(シャツ、ワンピース、雑貨など)を企画・製造・販売しているアパレル企業です。「Tシャツ×アート」をテーマに、国内外のアーティストやキャラクター、ブランドなどとのコラボレーションを積極的に行い、多様で個性的なデザインのアイテムを展開しています。
Q: グラフィックTシャツの魅力は何ですか?
A: Tシャツというシンプルなアイテムに、イラスト、写真、ロゴ、メッセージなどのグラフィックデザインが加わることで、着る人の個性や好みを表現できる点が魅力です。デザインの種類が非常に豊富で、ファッションのアクセントとして楽しんだり、自分の好きなアートやカルチャーを身につけたりすることができます。
Q: なぜ7月9日が記念日とされたのですか?
A: Tシャツが最も活躍する夏の時期である7月と、グラフィック(graphic)の頭文字「g」が数字の「9」に似ているというユニークな着眼点から、7月9日という日付が選ばれました。自社ブランドの主力商品であるグラフィックTシャツの楽しさや魅力を広め、夏のファッションを盛り上げることを目的としています。
文豪・森鴎外を偲ぶ日: 鴎外忌
日本の明治・大正期を代表する作家であり、軍医、翻訳家、評論家としても活躍した森鴎外(もりおうがい)の命日です。1922年(大正11年)のこの日に亡くなりました。
Q: 森鴎外はどのような作品で知られていますか?
A: 代表作として、ドイツ留学体験を基にした小説『舞姫』、歴史小説の『山椒大夫』『高瀬舟』、現代小説の『雁(がん)』などがあります。また、ゲーテの『ファウスト』など多くの海外文学の翻訳も手がけ、日本の近代文学の発展に大きな影響を与えました。論理的で格調高い文体で知られています。
Q: 鴎外忌にはどのようなことが行われますか?
A: 森鴎外の墓がある東京都三鷹市の禅林寺や、ゆかりの地である東京都文京区の記念館、島根県津和野町の記念館などで、法要や献花、講演会、展示会などが開催されることがあります。文学ファンが集い、鴎外の業績や作品世界を偲びます。
Q: 森鴎外は夏目漱石と並び称されることが多いですが、作風の違いは?
A: 鴎外が論理的で客観的な視点、格調高い文体で歴史や社会、人間の理想などを描いたのに対し、漱石は心理描写に優れ、近代人の孤独や不安、エゴイズムといった人間の内面を深く掘り下げた作品が多いと言われます。両者ともに日本の近代文学を代表する巨匠ですが、異なる個性と作風を持っていました。
夏の訪れを告げる江戸の風物詩: 鬼灯市(ほおずきいち)
主に東京・浅草の浅草寺で、毎年7月9日と10日に行われることで有名な縁日です。この両日にお参りすると、「四万六千日(しまんろくせんにち)」分のご利益があるとされ、多くの参拝者で賑わいます。
Q: なぜ鬼灯(ほおずき)の市が立つのですか?
A: ほおずきは、その赤い実が提灯に見立てられ、ご先祖様の霊を導く灯りとしてお盆に飾られることから、夏の風物詩として親しまれています。浅草寺の四万六千日の縁日に合わせて、ほおずきの鉢植えを売る露店が多く立ち並ぶようになったのが始まりとされています。また、昔はほおずきの実を薬として使っていたとも言われています。
Q: 「四万六千日」のご利益とは何ですか?
A: この日に観音様にお参りすると、4万6千日(約126年分)参拝したのと同じだけの功徳(ご利益)が得られるという信仰です。江戸時代から続くもので、一粒万倍日などと同じように、特別なご利益があるとされる日として多くの人々が参拝に訪れます。
Q: 浅草寺の鬼灯市はどのような雰囲気ですか?
A: 境内には、鮮やかな赤い実をつけたほおずきの鉢植えを売る露店がずらりと並び、威勢の良い掛け声が飛び交います。風鈴の涼やかな音色も響き、浴衣姿の人々も多く見られ、江戸情緒あふれる夏の風物詩として大変な賑わいを見せます。