7月14日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
フランスの自由と共和制の象徴: パリ祭・フランス革命記念日
1789年のこの日、パリ市民がバスティーユ監獄を襲撃・占領し、これが「フランス革命」の始まりとなった。
Q: なぜ7月14日がフランス革命記念日なのですか?
A: 1789年7月14日に、フランス絶対王政の象徴とされていたバスティーユ監獄がパリ市民によって襲撃された事件が、フランス革命の発端となったためです。この出来事は、自由・平等・友愛を掲げるフランス共和国の理念の礎となりました。
Q: 「パリ祭」とは何ですか?
A: 「パリ祭 (Fête nationale française)」はフランス共和国の建国記念日であり、日本では特に7月14日に行われる祝祭を指して呼ばれることが多いです。フランス全土で花火やパレードなど、様々な祝賀行事が行われます。
Q: バスティーユ監獄の襲撃はどのような意味を持ちますか?
A: 当時のバスティーユ監獄は、政治犯を収容するなど圧政の象徴でした。その襲撃・陥落は、民衆が国王の権力に打ち勝った象徴的な出来事であり、革命の成功を決定づける重要な転換点となりました。
宇宙から地球を見守る気象衛星: ひまわりの日
1977年(昭和52年)のこの日、日本初の静止気象衛星「ひまわり1号」がアメリカ・フロリダ州ケネディ宇宙センターから打ち上げられた。

Q: なぜ気象衛星が「ひまわり」と名付けられたのですか?
A: 衛星が常に太陽の方を向いて地球を観測する様子が、太陽に向かって咲くひまわりの花に似ていることから名付けられました。また、国民に親しまれる愛称として公募で選ばれたとも言われています。
Q: 「ひまわり1号」の打ち上げにはどのような意義がありましたか?
A: 日本が独自に気象衛星を運用する時代の幕開けとなり、台風の進路予測や日々の天気予報の精度向上に大きく貢献しました。これにより、災害対策や国民生活の安定に繋がりました。
Q: 静止気象衛星とは何ですか?
A: 地球の自転と同じ周期で赤道上空を周回することで、常に同じ地域を観測し続けることができる人工衛星です。気象の変化を連続的に捉えるのに適しています。
プルプル食感を楽しむ: ゼリーの日
日本ゼラチン工業組合が2005年(平成17年)に制定。日付はゼラチンを主原料とすることから「ゼラチンの日」と同じ日を記念日とした。

Q: なぜ7月14日がゼリーの日なのですか?
A: ゼリーの主原料であるゼラチンにちなんで、同じ7月14日に制定されている「ゼラチンの日」に合わせて制定されました。
Q: 「ゼラチンの日」はなぜ7月14日なのですか?
A: ゼラチンの原料であるコラーゲンがフランス料理によく使われること、そしてフランス革命記念日(パリ祭)が7月14日であることから、この日が選ばれたとされています。
Q: ゼリーとゼラチンの違いは何ですか?
A: ゼラチンは動物の骨や皮に含まれるコラーゲンから作られるタンパク質で、食品を固める凝固剤として使われます。ゼリーは、このゼラチンや寒天、ペクチンなどを使って果汁や砂糖などを固めた食品そのものを指します。
近代日本の礎を築いた改革: 廃藩置県の日
明治4年7月14日(新暦1871年8月29日)、明治政府からそれまでの藩を廃止して県を設置する詔書が出された。
Q: 廃藩置県とは具体的にどのような改革ですか?
A: 江戸時代まで続いていた、各藩(大名が治める領地)による地方統治の仕組みを廃止し、代わりに政府が任命する知事が治める「県」を全国に設置した中央集権化政策です。これにより、日本は統一国家としての体制を確立しました。
Q: なぜ廃藩置県が行われたのですか?
A: 明治政府が強力な中央集権国家を築き、富国強兵を進めるためには、各藩が持つ独自の軍事力や徴税権を廃止し、全国的な統治体制を確立する必要があったためです。
Q: 7月14日は旧暦ですが、なぜこの日が記念日なのですか?
A: 歴史的な出来事の日付を記念する場合、その当時の暦(旧暦)の日付をそのまま採用することがあります。廃藩置県の詔書が出されたのが明治4年「7月14日」であったため、この日が記念日とされています。なお、新暦では1871年8月29日にあたります。
働く機会をつなぐ情報: 求人広告の日
1872年(明治5年)のこの日、東京日日新聞に日本初とされる求人広告が掲載されたことに由来します。
Q: 日本初の求人広告はどのような内容でしたか?
A: 詳細は記録によって異なりますが、役人の募集や特定の技能を持つ職人の募集などであったと言われています。当時はまだ「求人広告」という概念が一般的ではありませんでした。
Q: なぜこの日が求人広告の日として記念されているのですか?
A: この出来事が、新聞などのメディアを通じて広く人材を募集するという、現代の求人活動の先駆けとなったことを記念しています。労働市場や情報伝達の歴史において一つの節目となる日です。
Q: 求人広告はどのように変化してきましたか?
A: 当初の新聞広告から、雑誌、専門誌、ハローワーク、そしてインターネット上の求人サイトやSNSへと、時代とともに媒体や形式は大きく変化してきました。情報量も増え、より多様な働き方が見つけやすくなっています。