9月2日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
当選確認を忘れずに!語呂合わせで制定された日: 宝くじの日
第一勧業銀行(現:みずほ銀行)宝くじ部が1967年(昭和42年)に制定。日付は「く(9)じ(2)」と読む語呂合わせから。

Q: なぜ9月2日が「宝くじの日」なのですか?
A: 「く(9)じ(2)」と読む語呂合わせから、当時の宝くじを取り扱っていた第一勧業銀行(現在のみずほ銀行)によって1967年に制定されました。
Q: この日はどのような目的で制定されたのですか?
A: 宝くじの当選金の引き換えには1年間の時効がありますが、時効を迎えてしまう「時効当せん金」が毎年発生していました。この日をきっかけに、過去に購入した宝くじの当選番号を確認してもらい、当せん金の引き換え忘れを防ぐことを主な目的としています。「敗者復活」的な意味合いで、過去のハズレ券を対象とした「お楽しみ抽せん」もこの日に行われています。
Q: 宝くじの収益金はどのように使われていますか?
A: 宝くじの売上金のうち、当せん金と経費を除いた約40%が収益金として、発売元の全国都道府県および指定都市に納められます。これらの収益金は、道路や橋、公園、学校、福祉施設などの公共事業や、芸術文化の振興、災害対策など、私たちの暮らしに役立つ様々な分野で使われています。
関西弁の感謝を広める、ユニークな見立て記念日: おおきにの日
おおきにコーヒー株式会社が制定。日付は「おおきに」を「0092」と見立て、「お(0)お(0)き(9)に(2)」と読む語呂合わせから。関西弁で「ありがとう」の意味を持つ「おおきに!」で、世界の人がお互いに笑顔でいられるようにと「おおきに!」を発信することが目的。
Q: なぜ9月2日が「おおきにの日」なのですか?
A: 大阪を中心にカフェを展開する「おおきにコーヒー株式会社」が制定しました。日付の「92」を「き(9)に(2)」と読み、さらに「おお」を数字の「0」に見立てて「0092」とし、「おおきに」と読むユニークな語呂合わせ(見立て)に由来します。
Q: 「おおきに」はどのような意味の言葉ですか?
A: 主に関西地方で使われる方言で、「ありがとう」という感謝の気持ちを表す言葉です。また、「たいへん」「とても」といった意味で使われることもあります。温かみがあり、親しみやすいニュアンスを持つ言葉として知られています。
Q: この記念日の目的は何ですか?
A: 感謝の言葉である「おおきに」を広めることで、人々がお互いに感謝し合い、笑顔で過ごせる社会になってほしいという願いが込められています。また、自社のブランド名でもある「おおきに」をPRする目的もあります。
生乳生産額本州一!酪農地域が制定した牛乳の日: 那須塩原市牛乳の日
栃木県那須塩原市の那須塩原市畜産振興会が2007年(平成19年)に制定。日付は「ぎゅう(9)にゅう(2)」(牛乳)と読む語呂合わせから。
Q: なぜ那須塩原市が「牛乳の日」を制定したのですか?
A: 「ぎゅう(9)にゅう(2)」と読む語呂合わせに加え、那須塩原市が本州で最も生乳生産額が多い酪農地域であることをPRし、牛乳への関心を高め、消費拡大につなげることを目的として、市の畜産振興会が制定しました。
Q: 那須塩原市はなぜ酪農が盛んなのですか?
A: 那須連山の麓に広がる那須野が原は、冷涼な気候と広大な土地があり、明治時代から国の政策として開拓が進められ、酪農に適した地域として発展してきました。現在では、多くの牧場があり、新鮮で質の高い牛乳が生産されています。
Q: 6月1日の「牛乳の日」とは違うのですか?
A: 6月1日の「牛乳の日」は、国連食糧農業機関(FAO)が提唱した「世界牛乳の日(World Milk Day)」に合わせて日本酪農乳業協会などが制定した、より国際的で広範な記念日です。一方、9月2日の「那須塩原市牛乳の日」は、地域独自のPRと振興を目的とした記念日と言えます。
江戸時代から続く和菓子、語呂合わせで制定: くず餅の日
株式会社船橋屋が制定。日付は「く(9)ず(2)もち」(くず餅)と読む語呂合わせから。
Q: なぜ9月2日が「くず餅の日」なのですか?
A: 「く(9)ず(2)もち」と読む語呂合わせから、江戸時代から続くくず餅の老舗である株式会社船橋屋が制定しました。
Q: 船橋屋の「くず餅」と、一般的に知られる透明な「葛餅」との違いは何ですか?
A: 見た目も原料も全く異なります。船橋屋などで作られる関東風の「くず餅」は、小麦粉のでんぷんを乳酸菌で長期間発酵させて作るため、白っぽく独特の弾力と風味があります。一方、関西などで一般的な透明感のある「葛餅」は、葛(くず)の根から採れるでんぷん(葛粉)を水で溶かして加熱し、冷やし固めて作られます。
Q: 船橋屋のくず餅はどのようにして作られるのですか?
A: 厳選された小麦でんぷんを約450日間、大きな木桶の中で乳酸発酵させます。この発酵過程が、独特の歯ごたえと風味を生み出す秘訣です。蒸し上げられたくず餅に、香ばしいきな粉と秘伝の黒蜜をかけて食べるのが定番です。
第二次世界大戦が正式に終結した日: 対日戦勝記念日 (VJデー)
1945年(昭和20年)9月2日、日本政府代表が東京湾上のアメリカ戦艦ミズーリ号上で、連合国に対する降伏文書に正式に調印しました。これにより、第二次世界大戦は完全に終結しました。この日は、連合国側(特にアメリカなど)では「対日戦勝記念日(Victory over Japan Day, VJデー)」として記憶されています。
Q: なぜこの日が「対日戦勝記念日」なのですか?
A: 日本が公式に降伏文書に署名し、第二次世界大戦における連合国の勝利が確定した日であるためです。
Q: 降伏文書の調印はどのようなものでしたか?
A: 日本側からは重光葵外務大臣(政府全権)と梅津美治郎参謀総長(大本営全権)らが、連合国側からはマッカーサー元帥をはじめとする各国代表が出席し、厳粛な雰囲気の中で調印式が行われました。これにより、ポツダム宣言に基づく日本の無条件降伏が履行されました。
Q: 日本の「終戦記念日」(8月15日)との違いは何ですか?
A: 8月15日は、昭和天皇が玉音放送で国民にポツダム宣言の受諾と終戦を告げ、戦闘行為が実質的に停止した日です。一方、9月2日は、国際法上の手続きとして正式に降伏文書が調印され、戦争状態が法的に終結した日という違いがあります。
毎日履くものだから大切に、語呂合わせで制定: 靴の日
「く(9)つ(2)」と読む語呂合わせから、この日を「靴の日」とする動きがあります。靴の業界団体などが提唱しているとされ、靴に関心を持ち、足元の健康やおしゃれについて考える日です。
Q: なぜ9月2日が「靴の日」なのですか?
A: 「く(9)つ(2)」と読む語呂合わせに由来します。日本靴連盟などが制定に関わっているとされています。
Q: 靴を選ぶ際に気をつけることは何ですか?
A: 自分の足のサイズ(長さだけでなく幅や甲の高さも)に合っているか、用途(歩行、スポーツ、フォーマルなど)に適しているか、素材やデザイン、履き心地などを確認することが大切です。特に夕方は足がむくみやすいので、靴を選ぶ時間帯にも配慮すると良いでしょう。
Q: 靴を長持ちさせるコツはありますか?
A: 同じ靴を毎日履き続けず、何足かをローテーションで履くこと、履いた後は汚れを落とし、風通しの良い場所で保管すること、定期的にクリームなどで手入れをすることなどが、靴を長持ちさせるポイントです。靴の種類に合った手入れ方法を選ぶことも重要です。