9月11日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
困った時の相談窓口、警察相談ダイヤル「#9110」の日: 警察相談の日
警察庁が1999年(平成11年)に制定。日付は警察への電話相談番号「#9110」から。#9110に電話すると警視庁と各道府県警察本部に設置されている総合相談室につながり、この日に限らず一年中、各種事件に関する困りごとなどの相談を受け付けている。

Q: なぜ9月11日が「警察相談の日」なのですか?
A: 警察への相談を受け付けるための全国共通の電話番号「#9110」にちなんで、警察庁が1999年に制定しました。
Q: 「#9110」はどのような時に利用すればよいですか?
A: 緊急の事件・事故の通報(110番)とは異なり、犯罪や事故には至っていないけれど、ストーカーやDV、悪質商法、近隣トラブル、迷惑行為など、日常生活での困りごとや不安について相談したい場合に利用するダイヤルです。専門の相談員が話を聞き、必要に応じてアドバイスや関係部署への引き継ぎなどを行います。
Q: 110番との違いは何ですか?
A: 110番は、事件や事故が発生し、警察官にすぐに現場へ来てほしい緊急の事態に使う番号です。一方、#9110は、緊急ではないけれど警察に相談したいことがある場合に利用します。状況に応じて使い分けることが大切です。
街角から気軽に電話、日本初の公衆電話設置: 公衆電話の日
1900年(明治33年)のこの日、日本初の自動公衆電話が、東京の新橋駅と上野駅の駅構内に設置された。
Q: なぜこの日が「公衆電話の日」なのですか?
A: 1900年(明治33年)9月11日に、日本で初めてとなる自動式の公衆電話(硬貨を投入して利用するタイプ)が、東京の新橋駅と上野駅の構内に設置されたことを記念しています。(それ以前にも電話交換手を呼び出す形式の公衆電話は存在しました。)
Q: 設置当初の公衆電話はどのようなものでしたか?
A: 「自動電話」と呼ばれ、木製のボックス型でした。利用料金は市内通話で5分間15銭だったそうです。当時は電話自体がまだ珍しく、多くの人が物珍しさから利用したと言われています。
Q: 公衆電話の役割はどのように変わってきましたか?
A: かつては家庭に電話がない場合の主要な連絡手段でしたが、携帯電話やスマートフォンの普及により、その数は大幅に減少しました。しかし、現在でも駅や公共施設などに設置されており、携帯電話を持たない人や、災害時などで携帯電話が使えない場合の重要な通信手段(災害時優先電話)としての役割を担っています。
体を作る基礎、アミノ酸の数にちなむ栄養素の日: たんぱく質の日
株式会社明治が制定。日付は、人間のカラダをつくっている「たんぱく質」は合計20種類のアミノ酸から構成されており、その中で体内で合成できない9種類のアミノ酸を必須アミノ酸と呼び、それ以外の11種類を非必須アミノ酸と呼んでいることから、その9と11で9月11日としたもの。
Q: なぜ9月11日が「たんぱく質の日」なのですか?
A: 私たちの体を作る上で欠かせないたんぱく質は、20種類のアミノ酸から構成されています。そのうち、体内で作ることができず食事から摂取する必要がある「必須アミノ酸」が9種類、体内で作れる「非必須アミノ酸」が11種類あります。この「9」と「11」という数字を組み合わせて、株式会社明治が9月11日を記念日として制定しました。
Q: たんぱく質はなぜ重要なのですか?
A: たんぱく質は、筋肉、臓器、皮膚、髪、爪など、私たちの体のあらゆる部分を作る主成分であるだけでなく、酵素やホルモン、抗体など、体の機能を調節する物質の材料にもなります。生命維持に不可欠な栄養素であり、炭水化物、脂質と並ぶ三大栄養素の一つです。
Q: たんぱく質を効率よく摂取するにはどうすればよいですか?
A: 肉類、魚介類、卵、大豆製品(豆腐、納豆など)、乳製品(牛乳、ヨーグルトなど)に多く含まれています。一つの食品に偏らず、様々な食品からバランス良く摂取することが大切です。特に、必須アミノ酸がバランス良く含まれている食品(アミノ酸スコアが高い食品)を選ぶと効率的です。
同時多発テロ事件、悲劇を記憶し平和を願う日: アメリカ同時多発テロ事件の日 (Patriot Day)
2001年9月11日、アメリカ合衆国内でイスラム過激派テロ組織アルカイダによって、旅客機4機がハイジャックされ、ニューヨークの世界貿易センタービルやワシントンD.C.の国防総省(ペンタゴン)などに激突するなどの自爆テロ事件が発生しました。この未曾有のテロ事件により、日本人24名を含む約3000人の尊い命が奪われました。アメリカではこの日を「Patriot Day(愛国者の日)」として、犠牲者を追悼し、テロリズムと戦う決意を新たにする日としています。
Q: この事件は世界にどのような影響を与えましたか?
A: 21世紀の始まりに起きたこの衝撃的な事件は、アメリカだけでなく全世界に大きな衝撃と影響を与えました。安全保障に対する考え方が大きく変化し、国際的なテロ対策の強化、アフガニスタン紛争やイラク戦争へとつながるなど、その後の国際情勢を大きく変える転換点となりました。
Q: 「Patriot Day」にはアメリカでどのようなことが行われますか?
A: 全米で半旗が掲げられ、事件が発生した時刻に合わせて黙祷が捧げられます。ニューヨークのグラウンド・ゼロ(世界貿易センタービル跡地)をはじめ、各地で追悼式典や慰霊行事が行われ、犠牲者の冥福を祈り、遺族に寄り添い、事件の記憶を風化させないための取り組みが続けられています。
Q: この出来事から私たちは何を学ぶべきでしょうか?
A: テロリズムという暴力がもたらす悲劇の大きさ、そして平和と相互理解の重要性を改めて認識させられます。異なる文化や価値観を持つ人々が共存できる社会を築くために、対話と協調がいかに大切かを問いかけています。