9月26日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
コメダ珈琲店発祥、語呂合わせでリラックスを促す日: くつろぎの日
株式会社コメダが制定。日付は「く(9)つ(2)ろ(6)ぎ」と読む語呂合わせから。

Q: なぜコメダが「くつろぎの日」を制定したのですか?
A: 名古屋発祥の喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」を運営する株式会社コメダが、自社のコンセプトである「街のリビングルーム」として、お客様にゆっくりとくつろいでもらうことを大切にしていることから、その価値を広めるために「く(9)つ(2)ろ(6)ぎ」の語呂合わせで制定しました。
Q: コメダ珈琲店はなぜ「くつろぎ」を重視しているのですか?
A: 忙しい日常の中で、ほっと一息つける時間と空間を提供したいという思いがあるためです。ゆったりとしたソファ席、温かみのある木のインテリア、フルサービス(席まで注文を取りに来てくれる)など、利用者がリラックスして過ごせるような工夫が凝らされています。
Q: 心地よく「くつろぐ」ためには何が大切だと思いますか?
A: 人それぞれですが、静かで落ち着ける環境、温かい飲み物、好きな音楽や読書、誰にも邪魔されない自分だけの時間などが挙げられます。また、気の置けない友人や家族とのんびり過ごすことも、大切なくつろぎの時間と言えるでしょう。
腸内フローラを意識、健康長寿を願う日: 大腸の日
森永乳業株式会社が制定。日付は数字の9が大腸の形と似ていることと、「腸内フロ(26)ーラ」と読む語呂合わせから
Q: なぜ9月26日が「大腸の日」なのですか?
A: 数字の「9」が人間の大腸の形(特に結腸の部分)に似ていることと、「腸内フロ(26)ーラ」の語呂合わせから、ヨーグルトなどの乳製品を製造・販売する森永乳業株式会社が制定しました。
Q: 大腸の健康はなぜ重要ですか?
A: 大腸は、消化吸収された食物の残りカスから水分を吸収し、便として排泄する重要な役割を担っています。また、多種多様な腸内細菌(腸内フローラ)が生息しており、これらが免疫機能の調整やビタミンの合成など、全身の健康維持に深く関わっていることが近年の研究で明らかになっています。
Q: 腸内環境(腸内フローラ)を整えるにはどうすれば良いですか?
A: 善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌など)を多く含む発酵食品(ヨーグルト、納豆、味噌など)や、善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖を多く含む食品(野菜、果物、海藻、豆類など)をバランス良く摂取することが大切です。また、適度な運動や十分な睡眠、ストレスを溜めない生活も腸内環境に良い影響を与えます。
日本語入力に革命、文書作成を変えた日: ワープロ記念日
1978年(昭和53年)のこの日、東芝が世界初の日本語ワープロ「JW-10」を発表した。
Q: 世界初の日本語ワープロ「JW-10」はどのような機械でしたか?
A: 1978年9月26日に東芝が発表した「JW-10」は、重さ200kg以上、価格も630万円と非常に大型で高価な機械でした。主に企業向けで、キーボード入力したかなを漢字仮名交じり文に変換し、ディスプレイで確認・編集し、プリンターで印刷するという、現在のワープロやパソコンの基本的な機能を持っていました。
Q: 日本語ワープロの登場はどのような影響を与えましたか?
A: それまで日本語の文書作成は、手書きや和文タイプライター(操作が複雑で専門技能が必要)が主流でした。日本語ワープロの登場により、誰でも比較的簡単に、早く、きれいに日本語文書を作成できるようになり、オフィス業務の効率化に革命をもたらしました。その後の小型化・低価格化により、個人にも普及していきました。
Q: 現在のパソコンとワープロの違いは何ですか?
A: ワープロは主に文書作成に特化した専用機でしたが、パソコンは文書作成以外にも、表計算、インターネット、プログラミング、ゲームなど、様々な用途に使える汎用的な機械です。ワープロの機能は、現在ではパソコンのワープロソフト(例:Microsoft Word)に引き継がれています。
防災意識を高める、伊勢湾台風が襲来した日: 台風襲来の日(伊勢湾台風)
1959年(昭和34年)9月26日夜、超大型で猛烈な勢力の「伊勢湾台風(台風15号)」が紀伊半島に上陸し、東海地方を中心に甚大な被害をもたらしました。特に、伊勢湾岸での記録的な高潮により、死者・行方不明者は5000人を超え、明治以降の日本の風水害としては最悪の被害となりました。この悲劇を忘れず、台風災害への備えの重要性を再認識するために、この日が記憶されています。
Q: 伊勢湾台風の被害が大きくなった原因は何ですか?
A: 台風の勢力が非常に強かったことに加え、満潮時刻と台風の接近が重なったこと、そして台風の進路に対して湾の地形がV字型であったことなどから、記録的な高潮が発生し、広範囲が浸水したことが主な原因です。また、当時の堤防などの防災設備が不十分であったことも被害を拡大させました。
Q: この台風からどのような教訓が得られましたか?
A: この甚大な被害を教訓として、高潮対策を中心とした海岸堤防の整備や、気象情報の伝達体制、避難体制の強化など、日本の防災対策が大きく見直され、強化されるきっかけとなりました。「災害対策基本法」が制定される契機ともなりました。
Q: 台風シーズンに私たちが備えるべきことは何ですか?
A: 最新の台風情報を確認し、自分の住む地域のハザードマップ(浸水想定区域、土砂災害警戒区域など)を確認しておくことが重要です。避難場所や避難経路を確認し、非常持ち出し袋(食料、水、懐中電灯、ラジオ、常備薬など)を準備しておきましょう。家の周りの側溝や雨どいを掃除したり、飛ばされやすいものを固定したりすることも大切です。
核なき世界への願い、国際的な行動を促す日: 核兵器の全面的廃絶のための国際デー
国連が制定した国際デーの一つ(International Day for the Total Elimination of Nuclear Weapons)。核兵器がもたらす壊滅的な結末への認識を高め、その完全な廃絶に向けた国際社会の行動を促すことを目的としています。
Q: なぜ核兵器の「全面的廃絶」が必要なのですか?
A: 核兵器は、一度使用されれば、無差別に大量の人々を殺傷し、都市や環境を壊滅させ、放射線による長期的な影響をもたらす非人道的な兵器です。その存在自体が、人類全体の生存に対する脅威であり、いかなる理由があっても使用されてはならないというのが国際社会の共通認識になりつつあります。
Q: この国際デーはいつ制定されたのですか?
A: 2013年の国連総会で、核軍縮に関するハイレベル会合のフォローアップとして制定されました。核兵器廃絶に向けた国際的な機運を高め、具体的な行動を促すための重要な日と位置づけられています。
Q: 核兵器廃絶に向けてどのような動きがありますか?
A: 核兵器不拡散条約(NPT)や包括的核実験禁止条約(CTBT)などの国際的な枠組みに加え、2017年には核兵器の開発、保有、使用などを法的に禁止する「核兵器禁止条約」が採択され、2021年に発効しました。市民社会による平和運動や、被爆者の証言活動なども、廃絶に向けた世論形成に大きな役割を果たしています。