9月30日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
聖ヒエロニムスに敬意、言語の架け橋を讃える日: 世界翻訳の日
国際翻訳家連盟(FIT)が制定。日付はキリスト教の聖職者・神学者で、聖書をラテン語訳したことで知られるヒエロニムスが亡くなった日にちなむ。翻訳家など言語の専門家の仕事に敬意を表する機会とすることが目的。
Q: なぜ聖ヒエロニムスの命日が「世界翻訳の日」なのですか?
A: 聖ヒエロニムス(ヒエローヌモス)が、聖書をヘブライ語やギリシャ語の原典からラテン語(ウルガタ訳)へと翻訳した偉大な業績を残したことから、翻訳者の守護聖人と見なされています。そのため、彼の命日である9月30日が、国際翻訳家連盟(FIT)によって記念日として定められました。
Q: 翻訳の仕事はなぜ重要ですか?
A: 異なる言語や文化を持つ人々の間のコミュニケーションを可能にし、文学、科学技術、思想、ビジネスなど、あらゆる分野での知識や情報の交流を促進する上で不可欠な役割を担っています。国際理解や相互尊重、グローバル社会の発展に大きく貢献しています。
Q: この日にはどのようなことが行われますか?
A: 世界各地で、翻訳・通訳の重要性や言語の多様性をテーマにしたセミナー、ワークショップ、表彰式などが開催されます。翻訳者や通訳者といった言語の専門家の仕事に光を当て、その貢献に敬意と感謝を示す日です。
安全規則公布記念、建設・物流を支える重機の安全を願う日: クレーンの日
一般社団法人「日本クレーン協会」と公益社団法人「ボイラ・クレーン安全協会」が1980年(昭和55年)に制定。日付は、1972年(昭和47年)のこの日、現行の「クレーン等安全規則」が公布されたことにちなむ。
Q: なぜ「クレーン等安全規則」の公布日が記念日なのですか?
A: クレーン作業における労働災害を防止し、作業者の安全を確保するための具体的な基準を定めたこの規則の公布(1972年9月30日)が、業界の安全意識向上と災害防止対策の推進にとって重要な節目であったため、日本クレーン協会などが記念日として制定しました。
Q: クレーンにはどのような種類がありますか?
A: 建設現場でよく見られるタワークレーンや移動式クレーン(トラッククレーン、ラフテレーンクレーンなど)、工場や港湾、倉庫などで使われる天井クレーン、橋形クレーン、ジブクレーン、船舶に搭載されるデッキクレーンなど、用途、構造、移動方式によって非常に多くの種類があります。
Q: クレーン作業の安全のために何が重要ですか?
A: クレーンの定期的な点検・整備、法律で定められた資格を持つ者による適切な操作、作業前の綿密な計画立案と関係者への周知徹底、吊り上げる荷物の重量確認と安全な玉掛け作業の実施、そして作業範囲内への関係者以外の立ち入り禁止措置などが極めて重要です。関連法規や安全規則の遵守も不可欠となります。
形も栄養も丸い!?語呂合わせで楽しむナッツの日: くるみの日
長野県東御市などのくるみ愛好家が制定。日付は「く(9)るみ(3)はまるい(0)」(くるみは丸い)と読む語呂合わせから。
Q: なぜ「くるみは丸い」という語呂合わせなのですか?
A: 「く(9)るみ(3)はまるい(0)」という語呂合わせは、くるみの丸い形状と、栄養価が高く健康に良い(=物事がまるく収まる、健康で円満)というイメージをかけていると考えられます。くるみの産地でもある長野県のくるみ愛好家などが中心となって制定しました。
Q: くるみにはどのような栄養がありますか?
A: くるみは、体内で生成できない必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸(特にα-リノレン酸)をナッツ類の中で非常に多く含んでいます。その他にも、抗酸化作用のあるポリフェノールやビタミンE、整腸作用のある食物繊維、エネルギー代謝に関わるビタミンB群、骨や歯の健康に必要なマグネシウムなども豊富で、栄養価の高い食品として注目されています。
Q: くるみはどのように食べられていますか?
A: そのままおやつやお酒のおつまみとして食べるのが手軽ですが、パンやケーキ、クッキーなどのお菓子作りの材料として、サラダやヨーグルトのトッピング、和え物や炒め物など、様々な料理に幅広く活用されています。香ばしさと独特の食感がアクセントになります。
エスニック料理の香り、語呂合わせでスパイスを楽しむ日: クミンの日
ハウス食品株式会社。日付は「ク(9)ミン(30)」と読む語呂合わせから。
Q: なぜ9月30日が「クミンの日」なのですか?
A: スパイスの「クミン」を「ク(9)ミン(30)」と読む語呂合わせから、カレー粉やスパイス製品などを製造・販売するハウス食品株式会社が制定しました。
Q: クミンはどのようなスパイスですか?
A: セリ科の一年草の植物の種子(クミンシード)を乾燥させたものです。カレー特有のエスニックな香りの主成分の一つであり、加熱することでより香りが引き立ちます。独特の強い芳香と、わずかな苦味、辛味を持っています。
Q: クミンはどのような料理に使われますか?
A: カレー粉には欠かせないスパイスですが、単独でも様々な料理に使われます。特にインド料理、メキシコ料理、中東料理、北アフリカ料理など、世界各国のエスニック料理で頻繁に登場します。シード(種子のまま)を油で炒めて香りを出す、パウダー状にして肉料理の下味や煮込み料理に加える、といった使い方が一般的です。
日本初のデリバリーピザ、お家で楽しむ食文化の始まり: 宅配ピザの日
株式会社ドミノ・ピザ ジャパンが制定。日付は1985年(昭和60年)9月30日に東京・恵比寿に宅配ピザの1号店「ドミノ・ピザ 恵比寿店」が誕生、日本で初めて「宅配ピザ」というサービスが始まったことから。

Q: なぜこの日が「宅配ピザの日」なのですか?
A: 1985年(昭和60年)9月30日に、株式会社ドミノ・ピザ ジャパンが東京・恵比寿に日本国内1号店をオープンし、それまで日本にはなかった「宅配ピザ(ピザデリバリー)」というサービスを初めて開始した歴史的な日であるため、同社が制定しました。
Q: 日本初の宅配ピザサービスは、当時どのように受け止められましたか?
A: 電話一本で注文でき、焼きたてのピザが自宅まで届くというシステムは、当時の日本人にとって非常に画期的で目新しいものでした。特に、ドミノ・ピザが打ち出した「30分以内にお届け」という保証(現在は終了)は大きな話題を呼び、宅配ピザという業態が急速に認知され、普及していくきっかけとなりました。
Q: 宅配ピザの魅力は何ですか?
A: レストランに行かなくても、自宅で手軽に本格的なピザを楽しめる利便性が最大の魅力です。豊富なメニューから選べる楽しさや、家族や友人と集まるパーティーシーンなどにも適している点も支持されています。近年では、インターネットやアプリからの注文、多様なサイドメニュー、キャッシュレス決済など、サービスも進化し続けています。