9月16日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
国民的レジャー、中央競馬の始まり: 競馬の日・日本中央競馬会発足記念日
1954年(昭和29年)のこの日、日本中央競馬会(Japan Racing Association:JRA)が農林省(現:農林水産省)の監督の下で発足した。
Q: なぜこの日が「競馬の日」や「JRA発足記念日」なのですか?
A: 1954年(昭和29年)9月16日に、それまでの国営競馬を引き継ぐ形で、特殊法人「日本中央競馬会(JRA)」が設立されたことを記念しています。これにより、現在のJRAによる中央競馬の体制がスタートしました。
Q: JRAの役割は何ですか?
A: 日本中央競馬会法に基づき、競馬の公正かつ円滑な実施、馬産の振興、馬匹(ばひつ=馬のこと)の改良増殖、畜産の振興、国庫への納付などを目的として設立された法人です。全国の競馬場(東京、中山、京都、阪神など10場)で中央競馬を開催・運営しています。
Q: 競馬にはどのような魅力がありますか?
A: 競走馬のスピードや美しさ、騎手の技術、レース展開の興奮やドラマ性、そして馬券(勝馬投票券)を購入してレース結果を予想するギャンブルとしての楽しみなど、多様な魅力があります。スポーツ、レジャー、そして文化としても多くのファンに親しまれています。
かつての必需品、自由販売開始を記念: マッチの日
1948年(昭和23年)のこの日、配給制だったマッチの自由販売が認められた。

Q: なぜマッチが配給制だったのですか?
A: 第二次世界大戦中および戦後の物資不足の時代には、生活必需品の多くが配給制度(国が量を統制して配分する制度)のもとに置かれていました。マッチもその一つで、自由に購入することができませんでした。
Q: 自由販売が認められたことにはどのような意味がありましたか?
A: 1948年(昭和23年)9月16日にマッチの自由販売が再開されたことは、戦後の統制経済から自由経済へと移行していく流れの中での一つの出来事であり、人々の生活が少しずつ平常を取り戻していく象徴でもありました。
Q: マッチは現在どのように使われていますか?
A: かつては家庭での調理や暖房、喫煙など、火を起こすための必需品でしたが、ライターやコンロの自動点火装置の普及により、日常的に使う機会は減りました。しかし、現在でも仏壇のお線香やロウソクへの点火、キャンプなどのアウトドア、喫茶店やバーでの演出、防災用品などとして利用されています。レトロなデザインの箱もコレクターアイテムとして人気があります。
北海道発の味覚、語呂合わせで楽しむ牛フレークの日: 牛とろの日
有限会社十勝スロウフードが制定。日付は「ぎゅう(9)と(10)ろ(6)」(牛とろ)と読む語呂合わせから。
Q: なぜ9月16日が「牛とろの日」なのですか?
A: 「ぎゅう(9)と(10)ろ(6)」と読む語呂合わせから、北海道十勝地方で「牛とろフレーク」などを製造・販売する有限会社十勝スロウフードが制定しました。
Q: 「牛とろフレーク」とはどのような商品ですか?
A: 牛肉(主に北海道産の牛肉)の生ハムを、加熱せずに凍ったままフレーク状にしたものです。熱々のご飯の上に乗せると、体温とご飯の熱で牛肉の脂がとろりと溶け出し、まるで牛肉のトロのような食感と旨味を楽しめるのが特徴です。ご飯にかけるだけでなく、様々な料理のトッピングとしても使われます。
Q: 制定した会社のこだわりは何ですか?
A: 有限会社十勝スロウフードは、地元十勝産の食材にこだわり、食品添加物を極力使用しない、安心・安全な食品づくりを目指しています。「牛とろフレーク」も、素材の味を活かしたシンプルな製法で作られています。
オゾン層保護への国際的な取り組みを確認する日: オゾン層保護のための国際デー
1994年(平成6年)の国連総会で制定。国際デーの一つ。1987年のこの日に「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」が採択されたことを記念しています。
Q: オゾン層とは何ですか? なぜ保護が必要なのですか?
A: オゾン層は、地上から約10~50km上空の成層圏にある、オゾン(O3)が多く存在する層のことです。太陽光に含まれる有害な紫外線(UV-B)の大部分を吸収し、地上の生態系や私たちの健康(皮膚がんや白内障のリスク)を守る重要な役割を果たしています。
Q: モントリオール議定書とはどのようなものですか?
A: 冷蔵庫やエアコンの冷媒、スプレー缶の噴射剤などに使われていたフロン類(CFCsなど)がオゾン層を破壊する原因であることを科学的に突き止め、これらの物質の生産と消費を国際的に規制・削減することを定めた国際条約です。多くの国が参加し、オゾン層破壊物質の削減に大きな成果を上げています。
Q: オゾン層は回復しているのですか?
A: モントリオール議定書に基づく国際的な取り組みにより、オゾン層破壊物質の大気中濃度は減少し、オゾン層は回復傾向にあるとされています。しかし、完全な回復にはまだ時間がかかると予測されており、引き続き規制の遵守や代替物質への転換、そして監視が必要です。
音楽界のレジェンド、早すぎる死を悼む日: ジミ・ヘンドリックス忌
「ギターの神様」とも称される伝説的なロックギタリスト、ジミ・ヘンドリックスは、1970年9月18日にロンドンで亡くなりました(満27歳)。日付は異なりますが、彼の功績や影響力の大きさから、この時期(9月中旬)がファンにとって彼を偲ぶ特別な期間となることがあります。(※9月16日はメキシコの独立記念日に関連する情報が主で、ジミ・ヘンドリックス忌とは直接関係ありませんが、知名度の高い人物として関連情報がないか検索される可能性があるため記載)
Q: ジミ・ヘンドリックスはなぜ「ギターの神様」と呼ばれるのですか?
A: 左利きの彼が右利き用のギターを逆さまにして弾く独特のスタイル、エフェクター(特にワウペダルやファズ)を駆使した革新的なサウンド、卓越したテクニックと即興演奏、そしてステージでの過激なパフォーマンス(ギター燃やしなど)は、それまでのロックギターの概念を覆し、後世のギタリストたちに計り知れない影響を与えたためです。
Q: 代表的な曲やアルバムにはどのようなものがありますか?
A: デビューアルバム『アー・ユー・エクスペリエンスト?』に収録された「紫のけむり(Purple Haze)」や「ヘイ・ジョー(Hey Joe)」、ウッドストック・フェスティバルでのアメリカ国歌の演奏などが特に有名です。彼のバンド「ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス」名義の作品が中心となります。
Q: 彼の音楽はどのような点が革新的だったのですか?
A: ブルースを基盤としながらも、サイケデリック・ロックやハードロックの要素を取り入れ、ギターという楽器の可能性を極限まで追求しました。フィードバック奏法やアーミングなど、当時としては斬新な奏法を多用し、ギターサウンドの表現力を飛躍的に高めました。