2月19日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
1954年(昭和29年)のこの日、東京・蔵前国技館で日本初のプロレスの本格的な国際試合、力道山・木村政彦組対シャープ兄弟(ベン・シャープ、マイク・シャープ)によるNWA世界タッグ選手権試合が開催されたことを記念する日です。「日本プロレス界の父」と呼ばれる力道山はこの試合で勝利を収め、プロレス人気を不動のものにしました。
Q: なぜこの試合が「プロレスの日」の由来となったのですか?
A: この試合は、戦後の復興期にあった日本において、テレビ放送を通じて多くの国民が観戦し、熱狂しました。特に、外国人レスラー(悪役)を力道山(ヒーロー)が空手チョップで打ち破る姿は、人々に勇気と感動を与え、プロレスを国民的なエンターテイメントとして定着させる大きなきっかけとなった歴史的な試合だからです。
Q: 力道山はどのような人物だったのですか?
A: 元々は朝鮮半島出身の力士(関脇まで昇進)でしたが、引退後にプロレスラーに転向しました。卓越した身体能力とカリスマ性を持ち、日本プロレス協会を設立して日本のプロレス界の礎を築きました。テレビ放送の普及と共に絶大な人気を獲得し、戦後日本のヒーローの一人として国民的なスターとなりました。
Q: 当時のプロレスはどのように受け止められていましたか?
A: 1954年にテレビ本放送が開始されたばかりの時期であり、プロレス中継はキラーコンテンツとして爆発的な人気を誇りました。試合のある日は街頭テレビに多くの人が集まり、力道山の活躍に一喜一憂する光景が見られました。スポーツエンターテイメントとして、また戦後の日本人に自信を取り戻させる象徴として、社会現象とも言えるほどのブームを巻き起こしました。
1877年(明治10年)2月19日に、日本が郵便に関する国際機関である万国郵便連合(Universal Postal Union、略称:UPU)に加盟したことを記念する日です。
Q: 万国郵便連合(UPU)とはどのような機関ですか?
A: スイスのベルンに本部を置く国連の専門機関の一つで、世界各国の郵便事業体間の協力促進、国際郵便業務の効果的な運営、国際郵便料金や禁制品などの国際的なルールの標準化などを目的としています。UPUの設立(1874年)により、「全世界を一つの郵便地域にする」という理念のもと、国際郵便が円滑に行われるようになりました。
Q: 日本が万国郵便連合に加盟したことの意義は何ですか?
A: 加盟により、日本は国際的な郵便ネットワークの一員となり、世界各国と統一されたルールのもとで、より確実かつスムーズに郵便物を交換できるようになりました。これは、明治政府が進める近代化・国際化政策の一環であり、日本の国際社会への参加を示す重要な出来事でした。貿易や文化交流の促進にも貢献しました。
Q: 加盟当時の日本の郵便制度はどのような状況でしたか?
A: 日本では1871年(明治4年)に前島密(まえじま ひそか)によって近代的な郵便制度が創設されていました。全国に郵便役所(郵便局)が設置され、均一料金制や切手制度が導入されるなど、国内の郵便網は急速に整備されていました。UPUへの加盟は、国内制度の整備に続く、国際的な郵便制度への対応を示すものでした。
チョコレートの甘さとミントの清涼感が特徴の「チョコミント」フレーバーの記念日です。アメリカの全米菓子協会(National Confectioners Association)が2月19日を「Chocolate Mint Day」としていることに倣い、日本でもチョコミント愛好家などが同日を記念日として広めています。日本記念日協会への登録申請は、チョコミント好きの有志がクラウドファンディングで資金を集めて実現しました。
Q: なぜアメリカの記念日が日本でも祝われるようになったのですか?
A: チョコミントは日本でもアイスクリームやチョコレート、お菓子、飲料などで人気のフレーバーであり、熱心なファン(通称:チョコミン党)が存在します。SNSなどを通じてアメリカの記念日の情報が広まり、日本のファンもこの日に合わせてチョコミントを楽しんだり、魅力を発信したりするようになったと考えられます。
Q: クラウドファンディングで記念日を制定したとはどういうことですか?
A: 記念日を一般社団法人 日本記念日協会に正式に登録するには申請料が必要です。この費用を、チョコミント好きの個人やグループがインターネットを通じて多くの人から少額ずつ資金を集める「クラウドファンディング」という手法で調達し、申請・登録に至ったということです。ファン主導で記念日が作られた珍しいケースと言えます。
Q: チョコミントの好き嫌いが分かれるのはなぜでしょうか?
A: 好きな人にとっては、チョコレートの甘さとミントの爽快感の組み合わせが絶妙で、後味もすっきりしている点が魅力とされます。一方で、苦手な人にとっては、ミントの風味が歯磨き粉を連想させたり、チョコレートとミントの組み合わせ自体に違和感を覚えたりすることが理由として挙げられます。この独特な風味が、好みがはっきりと分かれる要因と考えられています。
地動説を唱え、天文学の歴史に革命をもたらしたポーランドの天文学者ニコラウス・コペルニクスの誕生日(1473年2月19日)にちなんだ記念日です。「コペルニクスの日」とも呼ばれます。
Q: ニコラウス・コペルニクスは何をした人ですか?
A: 彼は、16世紀に、それまで支配的だった「地球は宇宙の中心にあり、太陽や他の星が地球の周りを回っている」という天動説(プトレマイオス説)に対して、「太陽が宇宙の中心にあり、地球を含む惑星がその周りを回っている」という地動説を提唱したことで知られています。この考え方は、後の天文学や科学全体の発展に大きな影響を与えました。
Q: 地動説とはどのような理論ですか?
A: 宇宙の中心には太陽があり、地球は自転しながら、他の惑星(水星、金星、火星、木星、土星)と共に太陽の周りを公転しているとするモデルです。コペルニクスは、複雑だった天体の動き(特に惑星の逆行など)を、地動説を採用することでよりシンプルに説明できると考えました。
Q: なぜコペルニクスの説は重要だったのですか?
A: 彼の著書『天球の回転について』(死後に出版)は、約1400年間信じられてきた天動説という絶対的な宇宙観に疑問を投げかけ、科学的な観察と数学的考察に基づいて宇宙の構造を捉え直そうとする「科学革命」の口火を切るものとなりました。ガリレオ・ガリレイやヨハネス・ケプラーなど後の科学者たちに影響を与え、近代天文学の基礎を築きました。
一年を24等分した「二十四節気」の第2番目の節気です。立春(2月4日頃)から数えて15日目頃にあたり、毎年2月19日頃になります。「雨水」とは、空から降る雪が雨に変わり、積もった雪や氷が解けて水になる頃、という意味です。厳しい寒さが和らぎ、大地が潤い始める、春の訪れを感じさせる時期とされています。
Q: 雨水の頃にはどのような自然の変化が見られますか?
A: 気温が徐々に上がり始め、これまで雪として降っていたものが雨に変わることが多くなります。積もった雪や氷が解け始め、川や水路の水量が増したり、地面がぬかるんだりします。草木が芽吹き始める準備をする時期でもあり、地域によっては梅の花が見頃を迎えることもあります。
Q: 雨水に関連する昔ながらの風習や言い伝えはありますか?
A: 農耕を始める目安とされる時期でもあり、「雨水に農具の手入れをする」「雨水に種籾を水に浸す」といった習慣があった地域もあります。また、ひな人形を飾るのに良い日とされ、「雨水にひな人形を飾ると良縁に恵まれる」という言い伝えもあります。これは、水が生命の源であり、豊穣や子孫繁栄につながるという考えから来ているようです。
* 1674年 - 第3次ウェストミンスター条約締結、第3次英蘭戦争終結
* 1846年 - テキサス併合、テキサス共和国がアメリカ合衆国テキサス州に主権を移管
* 1877年 - 日本が万国郵便連合に加盟
* 1878年 - トーマス・エジソンがレコードプレーヤーの特許を取得
* 1942年 - 日本軍がオーストラリアのダーウィンを空襲
* 1945年 - アメリカ軍が硫黄島に上陸
* 1972年 - あさま山荘事件発生
* 1986年 - ソビエト連邦が宇宙ステーション「ミール」を打ち上げ
* 2008年 - フィデル・カストロが国家評議会議長を辞任
* 2020年 - 森友学園事件で籠池泰典被告に懲役5年の判決
Skebでイラストリクエスト受付中:こちら
note: https://note.com/poo_pon
無料のKindle版「ぽんぷーまんが」。毎週更新中!
ぽんぷーまんがを読むAmazonでお買い物はこちらから!
※このリンク経由での購入はPON-POOの収益となる場合があります。
InstagramとXでPON-POOの情報をフォローしてください!🌟