2月28日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
全国ビスケット協会が制定。
Q: なぜ2月28日が「ビスケットの日」なのですか?
A: 1855年(安政2年)のこの日、水戸藩の蘭医・柴田方庵が、オランダ人から学んだビスケットの製法を手紙にして、同藩の萩谷奔介に送ったとされる記録に基づいています。これが、ビスケットの製法が日本で文書として伝えられた最初期のものと考えられているため、全国ビスケット協会が1980年(昭和55年)に記念日として制定しました。
Q: 「ビスケット」の名前の由来は何ですか?
A: ラテン語の「ビス・コクトゥス(bis coctus)」、つまり「二度焼かれたパン」という意味が語源です。保存性を高めるために二度焼きしたことからこの名がつきました。フランス語の「ビスキュイ(biscuit)」を経て、英語の「ビスケット(biscuit)」になりました。
Q: 日本ではいつ頃からビスケットが食べられていたのですか?
A: 幕末に製法が伝わりましたが、本格的に生産・普及したのは明治時代以降です。当初は軍用の保存食や病人の栄養食として用いられることが多かったようです。現在のようなお菓子として広く親しまれるようになったのは、戦後の食文化の変化によるところが大きいです。
エッセイストの元祖とされるフランスの哲学者・モラリストであるミシェル・ド・モンテーニュ(Michel de Montaigne、1533~1592年)の誕生日ということから、木村治美エッセイストグループ(KEG)が制定。
Q: なぜ2月28日が「エッセイ記念日」なのですか?
A: フランスの哲学者であり、「随筆(エッセイ)」という文学形式を確立したとされるミシェル・ド・モンテーニュの誕生日(1533年2月28日)にちなんで、日本のエッセイスト・木村治美氏が主宰するグループ「木村治美エッセイストグループ(KEG)」が1994年に制定しました。
Q: ミシェル・ド・モンテーニュとはどのような人物ですか?
A: 16世紀フランス・ルネサンス期を代表する思想家です。自身の経験や思索を自由な形式で綴った主著『エセー(Essais)』(試論、随想録などと訳される)は、近代ヨーロッパにおける自己省察文学の先駆けとなり、後世の文学や哲学に大きな影響を与えました。「エッセイ」という言葉もこの著作名に由来します。
Q: エッセイ(随筆)とはどのような文章形式ですか?
A: 特定の形式にとらわれず、筆者が自身の体験や見聞、思想、感情などを自由気ままに書き綴った散文のことです。日本では古くから『枕草子』や『徒然草』などがあり、「随筆」と呼ばれて親しまれてきました。モンテーニュの『エセー』以降、西洋でも一つの文学ジャンルとして確立しました。
桃山時代の武将であり、千利休亡き後の天下の茶人として知られた古田織部(ふるた おりべ、重然 しげなり)の命日(慶長20年2月28日 ※旧暦)にちなみます。
Q: なぜ2月28日が「織部の日」と呼ばれることがあるのですか?
A: 桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将であり、茶人、そして独創的な美意識で知られる古田織部の旧暦での命日が2月28日(慶長20年、新暦では1615年3月27日)であることに由来します。彼の功績を偲ぶ日とされています。
Q: 古田織部とはどのような人物でしたか?
A: 千利休の高弟であり、利休亡き後は豊臣秀吉や徳川家康に仕え、茶の湯の世界で大きな影響力を持った人物です。武将としても活躍しましたが、特に「織部好み」と呼ばれる大胆で斬新な美意識で知られ、茶道具や陶器(織部焼)のデザインにその個性を発揮しました。
Q: 織部焼の特徴は何ですか?
A: 左右非対称な歪んだ形(破調の美)、幾何学的な文様や市松模様、鮮やかな緑色の釉薬(織部釉)などが特徴です。当時の常識にとらわれない自由で大胆なデザインは「へうげもの(ひょうきんもの)」と評され、現代でも多くの人々を魅了しています。
1953年(昭和28年)のこの日、衆議院予算委員会で吉田茂首相が右派社会党の西村栄一議員の質問に対し「バカヤロー」と発言したことに由来します。
Q: なぜ2月28日が「バカヤローの日」と呼ばれるのですか?
A: 1953年2月28日の衆議院予算委員会において、当時の吉田茂首相が、質疑応答中に野党議員(西村栄一氏)に対して「バカヤロー」と発言した出来事にちなんでいます。この発言が大きな問題となりました。
Q: 「バカヤロー解散」とはどのような出来事でしたか?
A: 吉田首相の「バカヤロー」発言は国会を侮辱するものとして野党が猛反発し、これをきっかけに内閣不信任案が提出され、3月14日に可決されました。これを受けて吉田内閣は衆議院を解散しました。この一連の流れから、この解散は通称「バカヤロー解散」と呼ばれています。
Q: この出来事は政治にどのような影響を与えましたか?
A: 首相の国会での発言が直接的な引き金となって解散に至ったという点で、戦後政治史において象徴的な出来事として記憶されています。また、政治家の言葉の重みや国会での品位について議論されるきっかけともなりました。
* 1332年 - 千早城の戦い: 楠木正成が赤坂城に攻撃を開始
* 1638年 - スコットランドで国民盟約が結成
* 1784年 - ジョン・ウェスレーがメソジスト運動を開始
* 1835年 - フィンランドの叙事詩『カレワラ』が出版
* 1854年 - アメリカ共和党が結成
* 1922年 - イギリスがエジプトの保護統治権を放棄
* 1935年 - デュポン社がナイロンを開発
* 1947年 - 台湾で二・二八事件が発生
* 1972年 - あさま山荘事件が終結
* 1986年 - オロフ・パルメ暗殺事件
* 2019年 - 米朝首脳会談が決裂
* 2022年 - ロシアとウクライナが初の停戦交渉
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