2月9日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
日本文化の礎を築いた巨匠を偲ぶ日: 漫画の日
漫画本専門の古書店「まんだらけ」が制定しました。日本の漫画界に多大な功績を残し「漫画の神様」と称される手塚治虫さんの命日(1989年2月9日)であることが由来です。
Q: なぜ手塚治虫さんの命日が「漫画の日」なのですか?
A: 手塚治虫さんが日本の漫画・アニメ文化に与えた計り知れない影響と、ストーリー漫画の確立やテレビアニメ制作への貢献といった偉大な功績を称え、後世に伝えるために、彼の命日である2月9日が選ばれました。「まんだらけ」が制定した背景には、漫画文化全体への深い敬意があると考えられます。
Q: 手塚治虫さんの代表作にはどのようなものがありますか?
A: 『鉄腕アトム』、『ジャングル大帝』、『リボンの騎士』、『火の鳥』、『ブラック・ジャック』、『ブッダ』など、ジャンルを問わず数えきれないほどのヒット作・名作を生み出しました。彼の作品は、世代を超えて読み継がれ、多くがアニメ化され、国内外に大きな影響を与え続けています。
Q: 他にも「漫画の日」とされる日はありますか?
A: はい、実は他にも「漫画の日」や類似の記念日が存在します。例えば、7月17日はイギリスの風刺漫画雑誌『パンチ』が創刊された日として、また11月3日は「文化の日」であり、日本漫画家協会などが「まんがの日」としてイベントなどを開催しています。2月9日は、特に手塚治虫さんを偲び、その功績を称える意味合いが強い記念日と言えるでしょう。
幸運を呼ぶ高級魚を味わう語呂合わせの日: ふくの日
「ふ(2)く(9)」と読む語呂合わせから、フグの取扱量日本一を誇る山口県下関市の「下関ふく連盟」が1980年(昭和55年)に制定しました。下関では、フグの音が「不遇」に通じるのを嫌い、縁起の良い「福」と同じ発音で「ふく」と呼ばれています。
Q: なぜ下関ではフグを「ふく」と呼ぶのですか?
A: 「ふぐ」という発音が「不遇」や「不具」といった縁起の悪い言葉を連想させるため、これを避け、幸運や幸福を意味する「福(ふく)」と同じ発音で呼ぶようになったと言われています。フグの集散地として栄えた下関ならではの、縁起を担ぐ呼び方です。
Q: フグ(ふく)は安全に食べられるのですか?
A: フグの種類や部位によっては、テトロドトキシンという強力な神経毒が含まれています。そのため、日本では都道府県の条例に基づき、「ふぐ調理師免許」(またはそれに準ずる資格)を持つ専門家でなければ、食用としてフグを処理・提供することは固く禁じられています。適切に処理されたフグは、安全にその独特の美味しさを楽しむことができます。
Q: 下関では「ふくの日」に何かイベントがありますか?
A: この日を中心に、下関市内の南風泊(はえどまり)市場などで「ふくの日まつり」が開催されることがあります。大きなふく鍋が振る舞われたり、ふく刺し(てっさ)の試食、ふく関連商品の販売などが行われ、多くの人で賑わいます。
ファッションを楽しむ語呂合わせの日: 服の日
「ふ(2)く(9)」(服)と読む語呂合わせから制定された記念日です。制定団体の一つである全国服飾学校協会などは「ファッションは幸せのコミュニケーション」というキャッチフレーズを掲げています。
Q: なぜ2月9日が「服の日」なのですか?
A: 日付の「ふ(2)く(9)」と読む語呂合わせが由来です。覚えやすく、直接的に「服」を連想させるため、ファッションや衣類への関心を高める日として制定されました。
Q: キャッチフレーズ「ファッションは幸せのコミュニケーション」にはどのような意味が込められていますか?
A: 服装は単に着るだけでなく、自分自身を表現したり、相手に与える印象を左右したり、時には会話のきっかけになったりする、コミュニケーションツールとしての側面を持っているという考え方です。お気に入りの服を着ることで気分が明るくなったり、相手の服装を褒めることで交流が生まれたりするなど、ファッションがもたらす幸福感や繋がりを表現しています。
Q: この日におすすめの過ごし方はありますか?
A: クローゼットを見直してコーディネートを考えてみたり、少しだけおしゃれをして出かけてみたりするのはいかがでしょうか。着なくなった服をリサイクルやリメイクに回す、ファッションに関する映画や本を楽しむ、といった過ごし方も良いかもしれません。
和菓子の定番を楽しむ語呂合わせの日: 大福の日
もちもちとした食感と優しい甘さが人気の和菓子「大福」の「ふ(2)く(9)」と読む語呂合わせから制定されたとされる記念日です。

Q: なぜ2月9日が「大福の日」なのですか?
A: 和菓子の「大福(だいふく)」の名前の一部「ふく」を、日付の「ふ(2)く(9)」に掛けた語呂合わせが由来です。大福の消費促進やPRを目的として、和菓子業界などで言われるようになったと考えられます。
Q: 「大福」という名前にはどんな由来があるのですか?
A: 元々は、うずらの卵のような形をした餅菓子に餡を入れたものが「鶉餅(うずらもち)」と呼ばれていました。それが大きくなり、腹持ちが良いことから「腹太餅(はらぶともち)」や「大腹餅(だいふくもち)」と呼ばれるようになり、やがて縁起の良い「大福」の字が当てられるようになったと言われています。
Q: 大福にはどんな種類がありますか?
A: 最もポピュラーなのは小豆餡を使ったものですが、餅に塩味を効かせた「塩大福」、赤えんどう豆を混ぜ込んだ「豆大福」、よもぎを加えた緑色の「草大福」などが定番です。近年では、中に苺が入った「いちご大福」をはじめ、様々なフルーツを使った「フルーツ大福」や、生クリームやカスタードを入れた洋風の「クリーム大福」なども人気を集めています。
お肉を楽しむパワフルな語呂合わせの日: 肉の日
日付の「に(2)く(9)」と読む語呂合わせから、広く一般的に「肉の日」として認識されている記念日です。主に食肉業界や飲食店などが、販売促進やPRのために活用しています。
Q: なぜ2月9日が「肉の日」なのですか?
A: 日本語の「肉(にく)」を数字の「に(2)く(9)」に当てはめた、非常に分かりやすい語呂合わせが由来です。覚えやすいため広く浸透し、多くの人に親しまれています。
Q: 「肉の日」にはどんなメリットがありますか?
A: この日には、多くのスーパーマーケットの精肉コーナー、精肉専門店、焼肉店、ステーキハウス、ファミリーレストランなどで、お肉の割引セールや特別なキャンペーン、限定メニューの提供などが行われることが期待できます。お得にお肉を楽しめるチャンスが多い日です。
Q: 毎月29日も「肉の日」と聞きますが?
A: はい、2月9日だけでなく、毎月29日も同様に「に(2)く(9)」の語呂合わせで「肉の日」とされています。特に11月29日は「いい(11)にく(29)」で「いい肉の日」として知られ、一年の中でも特にお肉に関するキャンペーンが盛り上がる日となっています。2月9日は年に一度の語呂合わせの日として、29日は毎月の楽しみとして定着しています。
春の訪れを感じさせる語呂合わせの日: 風の日
日付の「ふ(2)く(9)」を「風(が)吹く」と読む語呂合わせから連想される記念日です。立春(2月4日頃)を過ぎ、その年に初めて吹く強い南風「春一番」の便りが聞かれ始める時期にも重なります。
Q: なぜ2月9日が「風の日」なのですか?
A: 「吹く」という言葉を「ふ(2)く(9)」という数字に当てはめた語呂合わせが由来とされています。特定の団体が制定したものではなく、言葉遊びから自然に生まれた記念日の一つと考えられます。
Q: 春一番とはどのような風ですか?
A: 気象庁の定義では、立春から春分までの間に、日本海で低気圧が発達し、広い範囲(地方ごとに定義あり)で初めて吹く、やや強い(風速8m/s以上が目安)南寄りの風のことです。春一番が吹くと気温が上昇することが多く、冬から春への季節の変わり目を告げる現象として知られています。ただし、吹かない年もあります。
Q: 風力発電との関連はありますか?
A: 直接的な関連を示す情報はありませんが、「風の日」は再生可能エネルギーの一つである風力発電について考えるきっかけになるかもしれません。風力発電は風の力を利用して電気を作るクリーンな発電方法として注目されています。