10月4日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
動物愛護・保護を考える: 世界動物の日 (World Animal Day)
1931年(昭和6年)にイタリアのフィレンツェで開かれた「国際動物保護会議」で制定されました。動物の権利や福祉を守り、動物愛護と保護の精神を世界中に広めることを目的とした国際的な記念日です。日付は、動物の守護聖人として知られるアッシジの聖フランチェスコの祝日(聖名祝日)に由来します。
Q: なぜアッシジの聖フランチェスコの祝日が選ばれたのですか?
A: アッシジの聖フランチェスコ(1182頃-1226)は、イタリアの聖職者で、動物を含む全ての被造物を「兄弟姉妹」と呼び、深い愛情を注いだと伝えられています。彼の動物を愛する精神にちなみ、この日が世界動物の日に選ばれました。
Q: この日にはどのようなことが行われますか?
A: 世界各地の動物保護団体や動物園、学校などで、動物の保護や福祉に関する啓発イベント、募金活動、セミナー、ペットの祝福式などが行われます。動物たちへの感謝の気持ちを表し、彼らが置かれている状況について考える日とされています。
「い(1)わ(0)し(4)」の語呂合わせ: イワシの日
大阪府多獲性魚有効利用検討会(現在の大阪おさかな健康食品協議会)が1985年(昭和60年)に制定。日付は「い(1)わ(0)し(4)」と読む語呂合わせから。
Q: なぜ大阪の団体がイワシの日を制定したのですか?
A: 制定当時はイワシの漁獲量が多かったものの、価値が低いと見なされがちでした。そこで、栄養価が高く健康にも良いイワシの価値を見直し、消費を促進するために、漁業や水産加工業が盛んな大阪の団体が中心となって制定したと考えられます。
Q: イワシを食べるとどんな良いことがありますか?
A: イワシは、血液をサラサラにする効果が期待されるEPA(エイコサペンタエン酸)や、脳の働きを活性化するとされるDHA(ドコサヘキサエン酸)などの不飽和脂肪酸を豊富に含んでいます。また、カルシウムとその吸収を助けるビタミンDも多く含まれており、骨の健康維持にも役立ちます。
Q: 日本ではどのようなイワシが食べられていますか?
A: 主にマイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシの3種類が流通しています。マイワシは塩焼きや煮付け、刺身などに、カタクチイワシは煮干しやしらす干し、アンチョビの原料に、ウルメイワシは丸干しなどによく利用されます。
「古」の字の形から: 古書の日
全国古書籍商組合連合会(全古書連)が制定。古書の「古」の字が「十」と「口」に分解でき、この二つの文字を重ねると「田」の形になり、これが4冊の本に見える(または本棚に見える)ことにちなんで10月4日が選ばれました。
Q: 全古書連とはどのような団体ですか?
A: 日本全国の古書籍商(古本屋)が加盟する組合組織です。古書の公正な取引の促進、古書市場の活性化、古書文化の保存・普及などを目的として活動しています。
Q: なぜ古書の日を制定したのですか?
A: 古書の持つ歴史的・文化的な価値や、本を読むことの楽しさを再認識してもらい、古書店に足を運ぶきっかけを作ることが目的と考えられます。デジタル化が進む現代において、紙媒体の古書の魅力を伝える意味合いもあります。
Q: 古書を探す楽しみは何ですか?
A: 現在では絶版になってしまった本や、思いがけない掘り出し物に出会える可能性があることです。また、前の持ち主の書き込みや蔵書印などから、本の歴史や人との繋がりを感じられることも魅力の一つです。
古称「陶瓷(とうし)」の語呂合わせ: 陶器の日
日本陶磁器卸商業協同組合連合会が1984年(昭和59年)に制定。陶器の古い呼び名である「陶瓷(とうし)」から、「とう(10)し(4)」と読む語呂合わせでこの日が選ばれました。
Q: なぜ陶器の日が制定されたのですか?
A: 日本の伝統文化であり、日常生活にも深く根付いている陶磁器の魅力を広く伝え、業界の活性化を図ることを目的としています。陶磁器への関心を高め、その良さを再認識してもらう機会とするためです。
Q: 「陶器」と「磁器」の違いは何ですか?
A: 主な違いは原料と焼成温度です。陶器は主に粘土(陶土)を原料とし、比較的低い温度(800~1250℃程度)で焼かれます。吸水性があり、厚手で温かみのある風合いが特徴です。一方、磁器は陶石(石の粉)を主原料とし、高い温度(1200~1400℃程度)で焼かれます。吸水性がなく、薄手で硬く、透明感のある仕上がりが特徴です。
Q: 日本にはどのような有名な陶磁器がありますか?
A: 各地に多くの有名な産地があります。例えば、有田焼(佐賀県)、九谷焼(石川県)、瀬戸焼(愛知県)、美濃焼(岐阜県)、信楽焼(滋賀県)、備前焼(岡山県)、萩焼(山口県)などが知られています。
「てん(10)し(4)」の語呂合わせ: 天使の日
女性用下着メーカーのトリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社が2000年(平成12年)に制定。日付は「てん(10)し(4)」(天使)と読む語呂合わせから。

Q: なぜ下着メーカーが天使の日を制定したのですか?
A: 同社の大ヒット商品である「天使のブラ」のPRを目的として制定されました。この記念日を通じて、商品の認知度向上やブランドイメージの強化を図る狙いがあったと考えられます。
Q: 「天使」と聞いて何をイメージしますか?
A: 一般的には、白い衣をまとい、背中に翼を持ち、頭上に光輪(天使の輪)がある姿を思い浮かべる人が多いでしょう。純粋さ、優しさ、守護、神の使いといったイメージと結びつけられます。
Q: 天使の日にちなんだ商品はありますか?
A: 制定元であるトリンプでは、この日に合わせてキャンペーンを行うことがあるかもしれません。また、雑貨店や菓子店などでも、「天使」をモチーフにした商品がこの時期に注目されることがあります。
電話番号案内104番から: 探し物の日
NTTの電話番号案内が104番であることにちなんで制定されたとされていますが、制定した団体や明確な目的は不明です。失くしたものや探し人について思いを馳せる日、あるいは探し物を見つけるためのヒントや方法について考える日と解釈されています。
Q: なぜ電話番号案内が探し物と結びつくのですか?
A: 電話番号案内(104番)は、探している相手やお店の電話番号を教えてくれるサービスです。この「探して教えてくれる」という機能が転じて、「探し物」全般に関連付けられたと考えられます。
Q: 探し物を見つけるコツはありますか?
A: まずは落ち着いて、最後に見た場所や置きそうな場所をよく思い出すことが大切です。行動範囲を辿ってみたり、身の回りを整理整頓したりすることも有効です。見つからない場合は、関連施設に問い合わせたり、届け出を出したりすることも考えましょう。
Q: この記念日は広く知られていますか?
A: 他の語呂合わせや明確な由来を持つ記念日に比べると、知名度はそれほど高くないかもしれません。しかし、日常生活で誰もが経験する「探し物」というテーマは、多くの人にとって身近なものです。
「と(10)four(4)」の語呂合わせ: 徒歩の日
宮崎県宮崎市の市民グループ「徒歩を楽しむ会」が2004年(平成16年)に制定。日付は「と(10)four(英語の4)」(徒歩)の語呂合わせから。
Q: なぜ「徒歩の日」が制定されたのですか?
A: 健康増進や環境への配慮、街の再発見など、歩くこと(徒歩)の楽しさやメリットを多くの人に知ってもらい、歩く習慣を奨励することを目的として制定されました。
Q: 歩くことにはどんなメリットがありますか?
A: 手軽に始められる有酸素運動であり、生活習慣病の予防や体力向上、ストレス解消、肥満防止などに効果が期待できます。また、車や電車とは違う視点で街の景色や季節の変化を楽しめるという魅力もあります。
Q: 制定した「徒歩を楽しむ会」はどのような活動をしていますか?
A: 詳細な情報は不明ですが、おそらく宮崎市内や周辺地域で、ウォーキングイベントの開催やウォーキングコースの紹介など、徒歩を楽しむための活動を行っている市民団体と考えられます。
「とう(10)しょう(4)」の語呂合わせ: 日本刀の日
全国の刀匠(刀鍛冶)らで組織される「全日本刀匠会」が制定。日付は「とう(10)しょう(4)」(刀匠)と読む語呂合わせから。

Q: なぜ「日本刀の日」が制定されたのですか?
A: 日本の伝統工芸品であり、美術品としても高く評価される日本刀の文化と技術を後世に伝え、その魅力を広く一般の人々にも知ってもらうことを目的としています。また、刀匠の仕事への理解を深める意味合いもあります。
Q: 刀匠とはどのような仕事ですか?
A: 刀匠は、玉鋼(たまはがね)と呼ばれる良質な鋼を使い、鍛錬(折り返し鍛え)、土置き、焼き入れといった伝統的な技法を用いて日本刀を制作する職人です。高度な技術と経験、精神力が求められる仕事です。
Q: 日本刀の魅力は何ですか?
A: 武器としての機能美はもちろん、刀身に現れる地鉄(じがね)の文様や刃文(はもん)の美しさ、研ぎ澄まされた姿などが美術品としての魅力とされています。また、歴史的な背景や武士道精神と結びつけて語られることも多いです。
機能リリース日を記念: LINEスタンプの日
コミュニケーションアプリ「LINE」を提供するLINE株式会社(現在はLINEヤフー株式会社)が制定。日付は、2011年(平成23年)10月4日に「LINEスタンプ」機能が初めて搭載されたことに由来します。
Q: なぜLINEスタンプの日が制定されたのですか?
A: LINEスタンプは、文字だけでは伝えきれない感情やニュアンスを手軽に表現できるツールとして、LINEのコミュニケーションに欠かせない機能となりました。その誕生を記念し、スタンプ文化の発展と利用者への感謝を示す目的があると考えられます。
Q: LINEスタンプはどのようにして生まれましたか?
A: 東日本大震災の際、電話回線が繋がりにくい状況でもコミュニケーションが取れるようにと開発されたLINEアプリにおいて、より感情豊かなコミュニケーションを実現するために、スタンプ機能が追加されました。
Q: 最初のLINEスタンプはどのようなものでしたか?
A: ムーン、ブラウン、コニーといった、現在も人気のLINEオリジナルキャラクターのスタンプが初期から提供されていました。シンプルなデザインながら、喜怒哀楽を豊かに表現できることが特徴でした。
宇宙への関心を高める: 世界宇宙週間 (World Space Week) 開始日
国連が定めた国際週間で、毎年10月4日から10月10日まで開催されます。この週間は、宇宙科学技術が人類の発展や生活向上にどのように貢献しているかについて、国際的な意識を高めることを目的としています。開始日の10月4日は、1957年に人類初の人工衛星「スプートニク1号」が打ち上げられた日です。
Q: なぜ10月4日から10月10日までなのですか?
A: 期間の開始日である10月4日はソ連によるスプートニク1号打ち上げ(1957年)、終了日である10月10日は宇宙空間の探査と利用に関する基本原則を定めた「宇宙条約」が発効した日(1967年)という、宇宙開発史における二つの重要な出来事を記念しています。
Q: 世界宇宙週間にはどのようなイベントが行われますか?
A: 世界各地で、宇宙に関する展示会、講演会、ワークショップ、天体観測会、ロケット打ち上げのパブリックビューイングなどが開催されます。学校での教育プログラムや、オンラインイベントなども多く企画されます。