10月21日は何の日？何の記念日？。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも？
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
エジソンの偉業を讃える: あかりの日
日本電球工業会（現：一般社団法人 日本照明工業会）や日本電気協会などが1981年（昭和56年）に制定。日付は、1879年（明治12年）10月21日に、アメリカの発明家トーマス・アルバ・エジソンが、京都産の竹を炭化させたフィラメントを用いた白熱電球を約40時間点灯させ、世界で初めて実用的な電球の開発に成功したことに由来します。
Q: なぜこの日が「あかりの日」なのですか？
A: 人類の生活を一変させた白熱電球の実用化という、トーマス・エジソンの歴史的な発明を記念するためです。夜間の活動を可能にし、産業や文化の発展に大きく貢献した「あかり」の恩恵に感謝し、照明の重要性を再認識する日とされています。
Q: エジソンの電球はどのような点が実用的だったのですか？
A: エジソン以前にも電球の原理は知られていましたが、すぐにフィラメントが焼き切れてしまい、実用にはなりませんでした。エジソンは、フィラメントの素材として日本の竹を使うなど試行錯誤を重ね、長時間点灯可能な電球を開発し、さらに発電から送電までのシステム全体（ソケット、スイッチなども含む）を構築することで、広く普及する道を開きました。
Q: 照明技術はその後どのように進化しましたか？
A: 白熱電球の後、より効率の良い蛍光灯が登場し、広く普及しました。そして近年では、さらに省エネルギーで長寿命、多様な色や明るさを表現できるLED（発光ダイオード）照明が主流となり、私たちの暮らしや社会をより豊かに照らしています。
大隈重信による創設: 早稲田大学開校記念日
1882年（明治15年）10月21日に、明治時代の政治家・大隈重信（おおくま しげのぶ）によって、早稲田大学の前身である「東京専門学校」が東京・牛込（現在の新宿区早稲田）に設立・開校されたことを記念する日です。
Q: なぜ東京専門学校が設立されたのですか？
A: 大隈重信は、政府の要職を経験する中で、特定の学閥に偏らず、学問の独立と自由な研究、そして実社会で活躍できる人材の育成を目指して、自らの手で学校を設立することを決意しました。特に政治学・経済学を中心とした高等教育機関としてスタートしました。
Q: 大隈重信とはどのような人物ですか？
A: 佐賀藩出身の政治家で、明治政府で要職を歴任し、内閣総理大臣も二度務めました。進歩的な思想を持ち、立憲改進党を結成するなど、日本の議会政治の発展にも貢献しました。教育にも熱心で、早稲田大学の創設者として知られています。
Q: 早稲田大学の特色は何ですか？
A: 「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」を建学の理念とし、自由で独創的な学風で知られています。多くの学部や大学院を有し、政治、経済、文化、スポーツなど、様々な分野で活躍する人材を多数輩出している、日本を代表する私立大学の一つです。
ベトナム反戦統一行動の日: 国際反戦デー
1966年（昭和41年）10月21日に、日本の労働組合総評議会（総評）などが、アメリカによるベトナム戦争に反対する全国規模の統一行動（ストライキや集会など）を計画・実施したことに由来します。この日は、戦争に反対し平和を願う国際的な連帯を示す日とされています。
Q: なぜベトナム戦争に反対する行動が起きたのですか？
A: ベトナム戦争は、南北ベトナムの統一をめぐる内戦にアメリカなどが介入し、泥沼化した戦争です。無差別爆撃や枯葉剤の使用などによる甚大な被害や、戦争の大義への疑問から、世界中で反戦運動が高まりました。日本でも、米軍基地の使用や戦争への加担に対する反対の声が上がりました。
Q: この日の行動はどのような影響がありましたか？
A: 労働組合が中心となったこの統一行動は、日本の反戦運動・平和運動の大きなうねりとなり、後の市民運動にも影響を与えました。戦争の悲劇を繰り返さないという決意と、平和への願いを新たにする日として記憶されています。
