12月17日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
ライト兄弟が空を飛んだ日: 飛行機の日
1903年(明治36年)12月17日に、アメリカ・ノースカロライナ州のキティホーク海岸で、ウィルバーとオーヴィルのライト兄弟が、自作の飛行機「ライトフライヤー号」によって人類初の動力飛行(持続的な操縦可能な飛行)に成功したことを記念する日です。

Q: 飛行機の日は、どのような出来事を記念していますか?
A: ライト兄弟が製作した「ライトフライヤー号」が、人類で初めてパイロットを乗せて、動力を用いた持続的な飛行に成功した歴史的な瞬間を記念しています。
Q: ライト兄弟による初飛行は、どのような様子でしたか?
A: この日、兄弟は4回の飛行を試みました。最初の飛行は弟オーヴィルが操縦し、12秒間で約36.5メートル飛行しました。最も長かった4回目の飛行では、兄ウィルバーが操縦し、59秒間で約260メートルを飛行しました。強風の中での挑戦でした。
Q: 日本における動力初飛行はいつですか?
A: 日本では、1910年(明治43年)12月19日に、陸軍軍人であった徳川好敏(とくがわ よしとし)大尉が、東京の代々木練兵場(現在の代々木公園)でフランス製のアンリ・ファルマン機を操縦し、日本初の公式な動力飛行に成功しました。
本場が認めたロングセラーヨーグルト: 明治ブルガリアヨーグルトの日
株式会社明治が制定。同社の主力商品であり、ヨーグルトのロングセラーブランドである「明治ブルガリアヨーグルト」の発売50周年(2023年)を記念し、その歴史と価値を伝える日です。(※日付の由来は特定されていませんが、毎月17日を関連の日とする動きもあるようです)
Q: 明治ブルガリアヨーグルトの日は、どのような目的で制定されましたか?
A: ヨーグルトの本場であるブルガリアから認められた本格的なヨーグルトとして、長年にわたり日本の食卓で愛されてきた「明治ブルガリアヨーグルト」の美味しさや健康への貢献、そしてブランドの歴史や魅力を改めて発信することを目的としています。
Q: なぜ「ブルガリア」の名前を使用できるのですか?
A: 1970年の大阪万博でブルガリア館のヨーグルトに感銘を受けた明治の社員が、本場の味を日本で再現しようと研究開発を開始しました。その際、ブルガリア政府から国名の使用許可を得て、1973年に「明治ブルガリアヨーグルト」として発売されました。
Q: ヨーグルトに含まれる乳酸菌にはどんな働きがありますか?
A: ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌は、腸内で善玉菌として働き、悪玉菌の増殖を抑え、腸内環境を整える効果があります。これにより、便通改善だけでなく、免疫力の向上や肌質の改善など、様々な健康効果が期待されています。
猫のダヤンが誘う不思議な世界: わちふぃーるどの日
絵本作家・池田あきこ氏が創作した、猫のダヤンとその仲間たちが暮らす架空の国「わちふぃーるど」の世界観やキャラクターの魅力を広めるための記念日です。革製品メーカー「わちふぃーるど」などが制定に関わっていると考えられます。(※日付の由来は特定されていません)
Q: わちふぃーるどの日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 絵本、小説、アニメ、そして革製品や雑貨などのグッズを通じて、多くのファンを持つ「わちふぃーるど」の世界の魅力をさらに広げ、キャラクターや作品への愛着を深めてもらうとともに、関連商品のPRやブランドイメージ向上を図る目的があると考えられます。
Q: 「わちふぃーるど」とは、どのような作品ですか?
A: 地球とは異なるアルス(地球)にある、魔法や妖精が存在する不思議な国「わちふぃーるど」を舞台に、主人公である猫のダヤンが、ウサギのマーシィ、ワニのイワン、猫のジタンなど、個性豊かな仲間たちと共に繰り広げる冒険ファンタジー物語です。美しい挿絵も魅力です。
Q: 主人公ダヤンの特徴は?
A: 好奇心旺盛で自由奔放、少しわがままでいたずら好きですが、仲間思いで正義感の強い猫です。大きな目が特徴で、様々な冒険を通じて成長していきます。
自由と民主主義への闘い: アラブの春記念日
2010年12月17日に、チュニジアで一人の青年が当局への抗議のために焼身自殺を図った事件がきっかけとなり、アラブ諸国に広がった大規模な反政府デモや民主化運動(通称「アラブの春」)が始まったことを記憶にとどめる日です。(国際的な記念日ではありませんが、歴史的な転換点として認識されています)
Q: 「アラブの春」とはどのような運動でしたか?
A: 2010年末から2012年にかけて、チュニジア、エジプト、リビア、イエメン、シリアなど、多くのアラブ諸国で発生した、長期独裁政権に対する国民の不満や、貧困、失業、汚職などへの抗議が、民主化や自由を求める大規模なデモや運動へと発展した一連の動きを指します。
Q: この運動はどのような影響をもたらしましたか?
A: チュニジアのジャスミン革命やエジプト革命のように、長年の独裁政権が倒れるという歴史的な変化をもたらした国もありました。一方で、リビアやシリアのように内戦状態に陥り、混乱が長期化する国もあり、その影響は一様ではありません。SNSが運動の拡大に大きな役割を果たしたことも特徴です。
Q: この出来事から何を学ぶべきでしょうか?
A: 抑圧された人々が自由や尊厳を求めて立ち上がる力の大きさを示すと同時に、民主化への移行プロセスがいかに困難であるか、また、外部からの介入や国内の対立が事態を複雑化させる危険性などを教えてくれます。現代の中東情勢を理解する上で重要な出来事です。