12月25日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
救世主の誕生を祝う聖なる日: クリスマス (Christmas)
キリスト教において、イエス・キリストがベツレヘムで降誕したとされる日を記念する、最も重要な祝祭日(降誕祭)です。多くの国で国民の祝日となっており、宗教的な意味合いを超えて、世界中で家族や大切な人と過ごし、愛と平和を祝う日として親しまれています。

Q: クリスマスは、どのような宗教的な意味合いを持っていますか?
A: キリスト教徒にとって、神の子であるイエス・キリストが、人々の罪を贖(あがな)い、救いをもたらすために、人間としてこの世に生まれたという、信仰の中心となる出来事を祝う日です。神の愛と、希望の光が世にもたらされたことを喜び、感謝します。
Q: クリスマスには、どのような習慣がありますか?
A: 教会では特別なミサや礼拝が行われます。家庭では、クリスマスツリーやリースを飾り、家族や親しい人々と集まってご馳走(七面鳥、クリスマスプディングなど)を食べ、プレゼントを交換します。サンタクロースが子どもたちにプレゼントを届けるという伝説も広く信じられています。クリスマスキャロル(聖歌)を歌う習慣もあります。
Q: なぜ12月25日がクリスマスなのですか?
A: 新約聖書にはイエス・キリストの正確な誕生日は記されていません。古代ローマで、太陽の力が蘇る「冬至祭(太陽神の誕生日)」を祝う習慣があった12月25日を、キリスト教が「光であるキリストの降誕日」として取り入れたという説が有力です。
氷上の滑走、日本伝来: スケートの日
日本スケート場協会などが制定。1861年(文久元年)旧暦11月(※新暦では12月25日にあたるとされる)に、函館に滞在していたイギリス人の貿易商であり博物学者でもあったトーマス・ブレーキストン(Thomas Wright Blakiston)が、日本で初めてスケート(氷上での滑走)を紹介したとされることに由来します。
Q: スケートの日は、どのような出来事を記念していますか?
A: イギリス人トーマス・ブレーキストンによって、日本で初めてスケート(氷の上を滑るスポーツ・遊び)が行われたとされる日を記念しています。日本のウィンタースポーツの歴史における一つの始まりと言えます。
Q: 日本で初めてスケートを行ったのは、誰ですか?
A: イギリスの動物学者であり、貿易商でもあったトーマス・ブレーキストンです。彼は日本の鳥類研究に貢献し、「ブラキストン線」(津軽海峡を通る動物分布の境界線)の提唱者としても知られています。
Q: スケートはいつ頃から始まったスポーツですか?
A: スケートの起源は非常に古く、数千年前の北欧で、動物の骨を靴底に付けて氷上を移動したのが始まりと言われています。近代的な鉄製のブレードを持つスケート靴が登場したのは中世のオランダとされ、その後スポーツやレジャーとしてヨーロッパ各地に広まりました。
昭和天皇崩御、時代の終わり: 大正天皇祭
大正天皇(嘉仁(よしひと)天皇、在位1912年~1926年)の崩御日にあたります。1926年(大正15年)12月25日に崩御されました。宮中では天皇の命日に祭祀(皇霊殿御神楽)が行われます。戦前は「大正天皇祭」として祭日(休日)でしたが、戦後の祝祭日の見直しにより廃止されました。
Q: 大正天皇はどのような時代の天皇でしたか?
A: 明治時代の後半から大正時代にかけての天皇です。彼の治世(大正時代)は、第一次世界大戦、普通選挙法の制定、政党政治の発展、大衆文化の開花など、日本の社会が大きく変動した時期でした。一方で、天皇自身は病弱であったため、晩年は皇太子(後の昭和天皇)が摂政として政務を代行しました。
Q: 天皇の命日は現在も祝日ですか?
A: いいえ。戦前は、明治天皇祭(明治天皇の命日)、大正天皇祭、神武天皇祭(初代天皇とされる神武天皇の命日)などが国の祭日(休日)とされていましたが、戦後の祝日法制定により、これらの日は祝日ではなくなりました。現在は、宮中での祭祀が行われる日となっています。